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平成27年度「目黒区男女平等・共同参画推進計画」の進捗状況の評価について 答申(概要)

更新日:2016年10月15日

目黒区男女が平等に共同参画する社会づくり条例に基づき、男女平等・共同参画推進計画における平成27年度の事業及び平成23年度から平成27年度の事業全体について、男女平等・共同参画審議会が評価を行い、区長に答申しました。

第1章 基本的な考え方

  1. 本答申では「男女平等・共同参画推進計画」に掲載されている124事業すべてを評価対象としている。この評価は、各所管における事業の本来目的から行ったものではなく、各所管で事業を実施する際には、男女平等・共同参画の視点を持ってほしいという立場で評価しているものである。
  2. 本年度の事業評価は、前年度と同様の方法で実施した。また、審議会が各所管に求める事項を明確にするため、各項目の事業評価冒頭に「提言」が記載されている。

第2章 事業評価の方針・方法・基準

1 評価の方針

主目的事業と関連事業は、別の観点で評価した。主目的事業は、男女平等・共同参画の推進のための事業であり、事業の成果に注目した。また、関連事業は、主目的は男女平等・共同参画の推進ではないが、実施方法や成果において男女平等・共同参画の視点が読み取れるかに注目した。

2 評価に使用したデータ

  • 平成27年度 男女平等・共同参画に関する事業実績報告
  • 平成28年度 男女平等・共同参画に関する意識調査報告
  • その他、以前の事業実績報告等

3 評価の流れ

中項目ごとに「分析の着眼点」を設定し、各事業の実施内容と成果に基づいて総合的に評価した。次に重点項目を中心に各中項目の評価結果を総括し、大項目を総評した。

4 成果指標

施策が成果をあげたかどうか、成果はどの程度であったかを測る「ものさし(成果指標)」として、推進計画に定める「計画の目標値」を使用した。また、審議会独自の成果指標として、「早期達成が求められる目標値」及び「指標」を定めている。

 
中項目 成果指標
1-1 政策決定及び意思決定過程への男女平等・共同参画の推進 区が設置する付属機関や私的諮問機関の女性委員の割合  50パーセント
女性委員ゼロの付属機関等の数 ゼロ(早期達成が求められる目標値)
1-2 地域、団体活動の充実と男女平等・共同参画の促進 地域の活動や行事での男女平等意識 「男女平等である」と思う人の割合  50パーセント以上
1-3 働く場における男女平等・共同参画の促進 労働・雇用・職場での男女平等意識 「男女平等である」と思う人の割合  25パーセント以上
1-4 教育及び学習の場における男女平等・共同参画への理解促進 学校教育での男女平等意識 「男女平等である」と思う人の割合  80パーセント以上
2-1 仕事と生活の両立支援
2-2 子育て支援
2-3 介護支援
固定的な性別役割分担意識 「反対・どちらかといえば反対」と思う人の割合  70パーセント以上
家庭生活(家事・育児・介護)での男女平等意識 「男女平等である」と思う人の割合  20パーセント以上
家事・育児・介護を「主に妻が行っている」と回答する人の割合が年度ごとに減少する(指標)
3-1 人権を尊重する意識の醸成 セクシュアル・ハラスメントの被害経験者の割合  ゼロ
3-2 配偶者等からの暴力の防止 身体的暴力の被害経験者の割合  ゼロ
3-3 生涯にわたる健康支援 リプロダクティブ・ヘルス/ライツという言葉の意味を知っている人の割合  20パーセント以上
4-1 計画の推進体制の充実 区の男女平等・共同参画施策を「どれも知らない」人の割合  60パーセント以下
目黒区男女平等・共同参画センターを知っている人の割合  20パーセント以上

第3章 事業評価の結果

 
年度 大項目1
あらゆる分野における男女平等・共同参画の推進
大項目2
ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の推進
大項目3
人権が尊重される社会の形成
大項目4
男女平等・共同参画の推進体制の強化
27年度 不十分である ある程度の成果(関連)は認められるが未だ課題がある ある程度の成果(関連)は認められるが未だ課題がある 概ね十分である

平成23年度から実施されている目黒区男女平等・共同参画推進計画の第5回目の評価(計画最終年度の評価)となる。4つの項目の内、1項目については「不十分である」という評価となり、2項目については「ある程度の成果(関連)は認められるが未だ課題がある」という評価となった。この評価は昨年度と同様だが、残る1項目については評価が1段階上がり「概ね十分である」となった。

第4章 平成23年度から平成27年度までの事業評価に基づく男女平等・共同参画推進計画の総合評価

今回の評価は5年間の推進計画の最終年度に当たることから、計画期間全体を通しての進捗状況の総合評価をした。
全体として見ると、事業評価から改善の取組につなげる仕組みがさらに充実し、機能していることは、高く評価できる。その結果、審議会の事業評価によって、目標の達成に近づきつつある事業や改善された事業が出たことは大変喜ばしい。しかし、後退した事業も存在している。
最終年度に、大項目4は「概ね十分である」という評価を得たが、大項目2及び3は「ある程度の成果(関連)は認められるが未だ課題がある」、大項目1は「不十分である」にとどまっている。いずれの大項目も「達成・十分である」という評価に至らない原因は、事業は着実に行われているものの、成果があがっていないことにある。

大項目1 「あらゆる分野における男女平等・共同参画の推進」の提言

中項目1-1 政策決定及び意思決定過程への男女平等・共同参画の推進

  • 政策決定及び意思決定過程への男女平等・共同参画の実現に向けて積極的に取り組んでほしい。

中項目1-2 地域、団体活動の充実と男女平等・共同参画の促進

  • 地域活動の意思決定に関する男女平等・共同参画のため、実現に向けた課題を明らかにし、施策を立案してほしい。

中項目1-3 働く場における男女平等・共同参画の促進

  • 事業者への啓発・情報提供として、シンボリックな催しを企画してほしい。
  • 働く場として区がモデルケースとなるような先進的な取組を進めてほしい。

中項目1-4 教育及び学習の場における男女平等・共同参画への理解促進

  • 学校教育の場での男女平等教育を引き続き推進していってほしい。
  • メディア・リテラシー講座の定期的な開催を続けていってほしい。

大項目2 「ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の推進」の提言

中項目2-1 仕事と生活の両立支援

  • 固定的な性別役割分担意識の改善のため、より一層の施策強化を望む。
  • 事業者に対して、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の理解と推進のための啓発事業をさらに拡大してほしい。

中項目2-2 子育て支援

  • 今後も子育て支援事業を強化してほしい。
  • 子育て家庭を地域で見守る体制をさらに整えてほしい。
  • ITを活用した情報発信や仲間づくりをさらに充実させてほしい。

中項目2-3 介護支援

  • 特別養護老人ホーム入所待機者数の改善、及び介護家庭への支援の充実を望む。
  • 高齢者の自立と健康維持のためのさらなる施策を望む。
  • 介護保険サービスのさらなる充実を望む。

大項目3 「人権が尊重される社会の形成」の提言

中項目3-1 人権を尊重する意識の醸成

  • セクシュアル・ハラスメントの被害経験者の割合がゼロに近づかないことについて、要因を分析し、対策を講じてほしい。

中項目3-2 配偶者等からの暴力の防止

  • 身体的暴力の被害経験者の割合ゼロの達成に向け、積極的な施策を継続してほしい。
  • DV被害経験者が相談の必要性を感じるような、また、被害経験者から相談を受けた周囲の人が区などの相談窓口を紹介するような意識啓発を目的とした施策も充実させてほしい。

中項目3-3 生涯にわたる健康支援

  • リプロダクティブ・ヘルス/ライツの考え方の普及に向けた施策をさらに一層充実させてほしい。
  • リプロダクティブ・ヘルス/ライツの中心的課題とされている、女性が子どもを産むか産まないか、いつ産むか、安全な妊娠・出産、などを正面から取り上げた講座等の実施や情報提供事業をしてほしい。

大項目4 「男女平等・共同参画の推進体制の強化」の提言

中項目4-1 計画の推進体制の充実

  • 男女平等・共同参画施策や男女平等・共同参画センターの認知度を上げるために、様々な場面や方法で認知度を上げる工夫をしてほしい。

中項目4-2 計画の進行管理

  • 「男女平等・共同参画推進計画‐同計画に基づく事業実施-男女平等・共同参画審議会による区の事業評価と提言-区による事業実施の改善」という「計画の進行管理」を常に点検し、さらなる改善につなげてほしい。

中項目4-3 区民、事業者等との協働

  • 27年度は、区民及び事業者等との協働がさらに深まり、星を1つ上げたので、次年度も持続するとともに、さらなる充実を検討してほしい。

中項目4-4 国、東京都、他自治体との連携

  • 他の自治体の取組を情報収集するとともに、目黒区が行っている事業評価の仕組みを他の自治体に積極的に情報発信してほしい。

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お問合せ

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所在地 〒153-8573 目黒区上目黒二丁目19番15号

電話 03-5722-9214

ファックス 03-5722-9469

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