更新日:2023年1月16日

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人権に関する刊行物「大切なこと」

小学校高学年向けの人権啓発冊子。区内の小学校5年生に、学校を通じて配布しています。私たちの身近な人権について、わかりやすく解説しています。

冊子の画像
大切なこと

人権に関する刊行物「大切なこと」
タイトル 大切なこと
発行年月 令和4(2022)年7月
体裁 A4判20ページ カラー

「大切なこと」は、人権政策課(目黒区総合庁舎 本館4階)で配布しています。

内容

もくじ・はじめに(1ページ)

  • みんなが幸せに暮らしていくためには大切なことがたくさんあります。
  • あなたにとって大切なこととはなんですか?
  • あなたにとって大切な人は誰ですか?
  • このパンフレットにはあなたもみんなも幸せになるヒントがたくさんつまっています。

「思い込み」について考えてみましょう(2ページ)

私たちの心の中にはさまざまな思い込みがあり、「あの人(たち)は何々だから」と考えてしまうことがありますが、私たちは一人ひとり考え方や行動の仕方が違います。そのことを理解し、認め合っていくことが、よりよい仲間作りへとつながっていきます。

女の人だから…男の人だから…(3ページ)

  • 女の人はこうあるべき、男の人はこうあるべきと思い込んでいることはありませんか?
  • 女の人だから、男の人だからと決めつけないで、「その人らしさ」「個性・能力」を認めてみんなで協力していくことが大切だよ。

男の人だって、女の人だって(4ページ)

  • この仕事は男の人、この仕事は女の人って決まっていたらどう思う?
  • 例えば、保育士さんにも男の人、運転手さんにも女の人がいるように、得意なことは人によって違うよね。職業は、「男の人の仕事」「女の人の仕事」というように性別で決められてしまうのではなく、自分で選べるんだよ。

いじめって?(5ページ・6ページ)

  • 軽い気持ちでふざけただけだと思っても、それをされた人が嫌だと思うことは「いじめ」です。
  • いじめをなくすためには、一人ひとりが「自分が嫌だと思うことは人にしない」ことです。私たち人間は「こんなことをされたら嫌だ」「もし自分がこう言われたら傷付く」と相手の気持ちを想像する力をもっています。この想像力を働かせていくことが大切です。

インターネットやSNSで…(7ページ)

  • 便利なインターネットですが、使い方を間違えると、「便利」なものが「危険」なものになってしまいます。
  • 軽い気持ちで送ったメールや掲示板の書き込みが、あなたの友達を傷付け、つらく悲しい気持ちにさせてしまうことがあります。あとで取り返しのつかないことになってしまわないよう、正しい「インターネット」の使い方を身に付けましょう。

お互いの言葉や文化を大切にしましょう(8ページ)

  • 都民のおよそ27人に1人が外国人です。観光や仕事で訪れる人も含めると、東京にはもっとたくさんの外国人がいます。
  • あなたの学校には、外国人の友達はいますか?日本語が苦手で苦労している人はいませんか?同じまちに住んで同じ学校に通う仲間として、みんなで助け合いましょう。
  • 世界にはたくさんの国や言語、文化があります。それぞれの違いを認め、受け入れていくことが国際化です。互いに理解し合い、共に生きていくことがこれからの社会には必要です。

みんなにもできること(9ページ)

  • みんな、少子高齢化って聞いたことあるかな?いま日本では、子どもが少なくなって高齢者が多くなっているんだ。
  • 年をとると、生活の中で今まで普通にできたことがだんだんできなくなることがあるんだ。足が思うように動かなくなったり、物がぼやけて見えたり、年をとることによって不便になるんだ。
  • でも高齢者が全て体が弱いわけではないし、たとえ体が不自由でも、おじいちゃんやおばあちゃんがその人らしく毎日快適にすごせることが大切なんだ。みんなもそのお手伝いをしようね。

障害のある人とともに(10ページ)

  • みなさんの周りには、体の不自由な人、知的障害のある人など、さまざまな人が暮らしています。しかし障害のある人には、社会で生活する中でさまざまな“不自由なこと(バリア)”があります。
  • 困っているときに誰かに助けてもらえるとうれしいですよね。みんなも障害のある人が困っていたら、手助けしましょう。みんなにもできるはずです。

バリアフリーとユニバーサルデザイン(11ページ)

  • バリアは「壁」、フリーは「とりのぞいて自由にする」ということで、バリアフリーは「障壁をとりのぞく」という意味です。
  • みんなが安全で安心して暮らせるようにまちが整備されたり、ユニバーサルデザインといって、誰にとっても使いやすい製品がつくられたりしています。

感謝の心を忘れないで(12ページ・13ページ)

  • 生きていくということ、食べるということについて考えたことはあるかな?
  • 私たちはいろいろな食べ物を食べて、栄養をとっているわよね。野菜などの大地の恵みや他の生き物の命をもらって生きているの。
  • 生きていくために必要な”食”。食材はいろいろな人が関わって家庭までたどりついています。どうやって家庭まで届いているのか、見てみましょう。

いろいろな仕事(14ページ)

  • 食べることを中心にいろいろな仕事があることを考えてみましょう。どの仕事もなくてはならない仕事です。
  • 私たちが生活していくには、たくさんの仕事が関わっています。
  • みなさんは将来どのような仕事をしたいですか。

いろいろな人権(15ページ・16ページ)

差別することはいけないことです。でも、残念なことに現実の社会には、いろいろな差別があります。

大切なこと(17ページ)

  • 「人間が人間らしく生きる」権利を人権といいます。
  • あなたは毎日を楽しく過ごしていますか?人から何かを言われたり、されたりして嫌だな、と思うことはありませんか?また、相手が嫌がることをしていませんか?
  • みんなが幸せに生きていくために大切なことは、「あなたが相手の気持ちを考える」「相手もあなたの気持ちを考える」という、お互いを思いやる気持ちなのです。

相談先一覧(18ページ)

何か悩んでいることがあったら、一人で悩まずに相談してみましょう。

お問い合わせ

人権政策課

ファクス:03-5722-9469