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「目黒区総合治水対策基本計画」改定(平成22年5月)
治水対策の充実を図るため、平成22年5月に「目黒区総合治水対策基本計画」を改定しました。
- 近年、都区部などで発生している集中豪雨は、局地的に短時間で多くの雨が降ることから、河川やマンホール等から水があふれ出し、浸水被害が生じた事例もあります。
- これまで、雨水を地中に浸透させる施設の整備、水害ハザードマップの公表・配布、総合水防訓練などの治水対策に取り組んできましたが、さらなる治水対策の充実を図るため、「目黒区総合治水対策基本計画」を改定しました。
- 今回の改訂では、雨水貯留・浸透施設の整備促進に加え、雨や水害に関する情報提供の充実、浸水防止や水防体制の強化などを掲げ、区民の皆さんと連携しながら治水対策に取り組んでいきます。
主な改定内容:治水対策の目標
29年度まで
- おおむね1時間当たり55ミリの降雨までは、床上浸水や地下浸水被害を可能な限り防止する。
- 過去最大の降雨などが発生した場合でも、生命の安全を確保する。
おおむね30年後まで(長期見通し)
- おおむね1時間当たり60ミリの降雨までは、浸水発生を解消する。
- おおむね1時間当たり75ミリの降雨までは、床上浸水や地下浸水被害を可能な限り防止する。
主な改定内容:治水対策の内容
雨水貯留・浸透施設の整備促進
降った雨をできるだけ河川や下水道に流さないため、区内全域を対象に雨水貯留・浸透施設の整備を進めます。29年度までに、1時間当たり5ミリの降雨相当分の流出を抑制します。
安全な家づくり、まちづくり対策の推進
区民や事業者などのかたが水害に備えることができるよう、浸水実績等の情報提供や、浸水被害を受けやすい半地下・地下施設の浸水防止対策などに取り組みます。
避難、防災対策の強化
浸水被害の軽減を図るため、区民や事業者などのかたへ、降雨や浸水状況等の情報伝達の充実を図るとともに、円滑な避難ができる体制づくりに取り組みます。
「目黒区総合治水対策基本計画」の閲覧
「目黒区総合治水対策基本計画」は、
などでご覧になれます。また、ホームページでは、基本計画のほか、改定素案に対する意見内容および検討結果もご覧になれます。
目黒区総合治水対策基本計画
改定した「目黒区総合治水対策基本計画」は、こちらからご覧ください。
- 目次
- 第1章、計画改定の背景と目的
- 第2章、河川及び流域の概要
- 第3章、水害発生状況の変化
- 第4章、治水対策の現状と課題
- 第5章、総合治水対策の目標
- 第6章、総合治水対策の方針
- 第7章、総合治水対策の計画
- 用語集
- 参考資料
「目黒区総合治水対策基本計画」改定素案に対するパブリックコメント結果
いただいたご意見と検討結果はこちらからご覧ください。
改定前の目黒区総合治水対策基本計画(平成2年11月策定)
目黒区総合治水対策基本計画(平成2年11月策定)(PDF:1,197KB)
関連するページ
- 東京都豪雨対策基本方針
東京都では、近年の降雨特性や浸水被害の発生状況などを踏まえ、平成19年策定の「東京都豪雨対策基本方針」を平成26年6月に改定しました。甚大な流域被害が発生している流域・地区では「対策強化流域」及び「対策強化地区」を選定し、現在から概ね30年後の達成を目標に、区部では時間75ミリの降雨に対し、浸水被害の防止を目指していきます。「対策強化流域」は目黒川流域、「対策強化地区」は目黒区上目黒、目黒区八雲地区を選定しています。 - 豪雨対策計画
東京都豪雨対策基本方針に基づき、東京都総合治水対策協議会は、対策促進流域において、地域の特性に合わせた河川整備や下水道整備、流域対策や家づくり・まちづくり対策などの具体的内容や実施スケジュールなどを含めた「豪雨対策計画」を、渋谷川・古川、神田川、石神井川、目黒川、呑川、野川、白子川の7流域で策定しました。 - 東京都総合治水対策協議会
総合的な治水対策を円滑に進めるためには、河川の整備など行う広域的自治体である東京都と、貯留浸透施設の設置指導などを行う基礎的自治体である区市町村が連携して対策を進めていくことが必要です。そのため、都と区市町村が総合的な治水対策を進めるために立ち上げた組織です。
お問い合わせ
都市計画課 都市計画係
電話:03-5722-9725
ファクス:03-5722-9338