トップページ > 文化・スポーツ > 巡ろうめぐろ > 目黒のみち > 目黒のみち お稲荷さんのある路地

更新日:2023年5月25日

ページID:1808

ここから本文です。

目黒のみち お稲荷さんのある路地

「目黒のみち」は、「月刊めぐろ」1972年3月号から1984年2月号の掲載記事を再構成し編集したものです。

この路地は、令和5年に自由が丘駅前再開発のため街から姿を消しました。

目黒のみち お稲荷さんのある路地

東横線自由が丘駅前ロータリーから、時計店と茶舗の間の細い路地を入ると、左手に小さなお稲荷さんがまつられている。

自由が丘駅界隈に商店が急速に建ち並びはじめた昭和9年、街の振興のために縁日をやろうと、有志の人々が赤坂の豊川稲荷より分霊し、ここにまつったものという。戦中戦後の物の無い時代を除いて、昭和33年ころまで、毎月1日・11日・21日の縁日には駅前からずらりと露店が並び、商店や住宅街の人々の憩いの場となっていたという。


自由が丘の豊川稲荷

商売繁盛のご利益あってか、自由が丘の街は順調に発展を遂げたが、縁日の方は交通量が増えたため開くことができなくなってしまった。しかし、信仰心はいまだすたれず、おそば・お刺身などのお供え物が絶えることはない。

お問い合わせ

生涯学習課 文化財係