更新日:2008年2月1日
江戸末期の浮世絵師、安藤
目黒に題材を求めた

「江戸名所図絵」から駒場野

「名所江戸百景」から目黒元富士の写真
江戸時代を通じて、目黒地域は、ほとんどが農村地帯であった。しかし、江戸に近い下目黒村と中目黒村には、茶店・料理屋や植木・荒物などを商う店が軒を連ねる一角があった。庶民の参詣や憩いの場として栄えた目黒不動の門前町である。「江戸自慢」には、町家の内儀風の婦人を中心に、お不動様のにぎわいがいきいきと描かれている。
徳川家は、開幕以来しばしば鍛練と娯楽を兼ねて鷹狩りを催した。目黒の鷹場として最も利用されたのは、駒場野である。いま東京大学教養学部がある辺りは、当時人の背丈ほどもある笹が茂り、松林も残る広大な原野で、ウズラ・キジ・ウサギなどの宝庫だったとか。「名所図絵」にある精悍な鷹と駒場野の風景が、鷹狩りの情景を再現してくれる。
このほか、

「名所江戸百景」から目黒太鼓橋

安藤広重筆「目黒新富士」
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