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銅造役の行者倚像 区指定有形文化財(彫刻)
概要
銅造役の行者倚像
指定年月日
昭和59年3月31日
時代・年代
江戸時代、寛政(かんせい)8年(1796年)
公開の有無
屋外
所在地
目黒区下目黒三丁目20番26号 瀧泉寺(りゅうせんじ)
交通
- 東急バス渋41系統(渋谷駅西口から大井町駅)不動尊(ふどうそん)参道バス停下車7分
- 東急バス渋72系統(渋谷駅東口から五反田駅)目黒不動尊(ふどうそん)下車0分
- 東急目黒線不動前駅下車15分
解説
銅造役の行者倚像(どうぞうえんのぎょうじゃいぞう)は高さ42.2センチメートル、坐高92.7センチメートル。頭巾をかぶり、木の葉の肩衣をかけ、右手に錫杖(しゃくじょう)、左手に巻子(かんす)を持って腰掛けています。
やや痩せがたの神秘的な像で、均整のとれた体躯や手足の表現、法衣(ほうい)や袈裟のしわなど巧みな表現で、江戸時代の銅造彫刻の中でも優れたものです。頭部と胴部はひとつの鋳造で、手足はそれぞれ別鋳したものを胴部に差し込んでいます。表面は黒光りし、鋳工の間でカラス銅と呼ばれる色をしています。
腹部、胸部、腕部に刻銘があり、寛政(かんせい)8年(1796年)太田駿河守藤原正義(おおたするがのかみふじわらまさよし)による制作とわかります。
お問い合わせ
生涯学習課 文化財係
電話:03-5722-9320