更新日:2008年2月1日

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卵の衛生

簡単な鮮度の見分け方

卵黄を包んでいる膜(卵黄膜)は時間とともに弱くなるため、古くなると張りがなくなって卵黄の高さが下がり横に広がります。

新鮮な卵

卵黄は丸く盛り上がり、内側の卵白も盛り上がって卵黄をよく囲んでいます。


新鮮な卵

やや新鮮な卵

卵黄はやや扁平で、内側の卵白が扁平になっています。


やや新鮮な卵

古い卵

卵黄は扁平で破れやすく、内側の卵白がほとんど見られなくなっています。


古い卵

卵の構造

卵の構造は、卵殻、卵白、卵黄からなり、その割合は、1対6対3となっています。


卵の構造

卵殻

卵の内部を保護する役目をしていて、約94パーセントが炭酸カルシウムでできています。表面には多数の気孔があり、ここで呼吸をしています。また新鮮な卵の表面がザラザラしているのは「クチクラ」という薄い膜で覆われているためで、これは微生物の侵入を防ぐ役目をしています。しかし水洗いや卵の表面をこすると汚れとともにクチクラ層は簡単にとれてしまいます。

卵白

約89パーセントが水分で、残りはたんぱく質でできています。ねじれた白いひも状のカラザは、卵黄を常に卵の中央に固定する重要な役目をしています。

卵黄

水分が約50パーセントで、あとは脂質やたんぱく質でできています。新鮮な卵の卵黄膜ほど強くて張りがあるので、割ってみるとこんもり黄身が盛り上がっています。

「卵の衛生的取扱い」6つのポイント

1 購入

  • 卵はきれいで、ひび割れの無い新鮮なものを買いましょう。
  • 産卵日や包装日、期限表示のある卵は、日付を確認して購入しましょう。

2 保存

  • 持ち帰った卵は、すぐ冷蔵庫に入れましょう。
  • 持ち帰ったら、期限表示のある卵はその期限内に消費しましょう。
  • 卵の保管は、10度以下が目安です。冷蔵庫の温度を確認しましょう。

3 下準備

  • 卵や卵の中身を入れたボウル等の容器・器具は、使用した後よく洗いましょう。洗ってから、熱湯をかけると安心です。
  • 卵は、料理に使う分だけ、使う直前に割って、すぐに調理しましょう。決して割ったままの状態で放置してはいけません。
  • 割った卵を放置すると、細菌が増殖しやすくなり、危険です。

4 調理

  • よく手を洗いましょう。
  • 十分加熱して調理をする場合の目安は、卵黄も白身もかたくなるまで加熱することです。
  • 料理を途中でやめてそのまま室温に放置すると、細菌が食品についたり、増えたりします。途中でやめる様な時は、冷蔵庫に入れましょう。再び調理をする時は、もう一度十分加熱しましょう。

5 食事

  • 卵かけご飯、すき焼き、納豆等、卵を生で食べる場合には、破卵(殻が割れている卵)やひび割れ卵(殻にひびがある卵)は使用せず、食べる直前に殻を割るようにしましょう。
  • 十分に加熱しない卵料理は、調理が始まってから2時間以内に食べましょう。
  • 加熱調理を行った卵料理についてもなるべく早く食べましょう。

6 残った食品

  • 温め直す時は十分な加熱をしましょう。
  • 時間が経ちすぎたら思い切って捨てましょう。


10度以下で保存、使い終わった器具は、きれいに洗いましょう


加熱は70度で1分以上

お問い合わせ

生活衛生課

ファクス:03-5722-9508