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更新日:2009年6月1日

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食品衛生 届出・相談事例集 事例11 子どもに、お酒が提供されてしまった!!

子どもに注文したオレンジジュースに焼酎が入っていた!

飲食店のドリンクサーバーです。

ボタンひとつで、飲み物を提供できます。

ドリンクサーバーの写真

ボタンを拡大すると

「ソフトドリンク」と「焼酎割り」のボタンが隣り合わせで大きさ・形も同じでした。

サーバーボタンの写真

気づかなかった

飲食店で食事をしていた家族が、子ども(2歳)に「オレンジジュース」を注文したところ、誤って「オレンジジュースの焼酎割り」が提供されてしまいました。一口飲んだ子どもは、命に別状はなかったものの救急車で病院に運ばれる騒ぎとなりました。

この飲食店では、メニューに「オレンジジュースの焼酎割り」はありませんでしたが、ウーロン茶などはソフトドリンクと焼酎割りの両方のメニューがあることから、ドリンクサーバーには、焼酎割りが作れる機能がついたものを使っていました。

ドリンクサーバーのボタンを見ると、ソフトドリンクと焼酎割りのボタンが隣り合わせで大きさ・形も同じだったため、従業員が誤って「焼酎割り」のボタンを押してしまい、出来上がった「オレンジジュースの焼酎割り」も「オレンジジュース」とほとんど同じ色のため、気づかずに提供してしまいました。

飲食店では、この事例の後、「焼酎割り」のボタンを押しても飲み物が出ないようにドリンクサーバーの設定を変えましたが、あらかじめ、こうした設定をしておけば防げた事例でした。子どもだけではなく、大人にもお酒が飲めない人や食事の後に車の運転を控えている人などもいます。飲食店には、注文にない酒類は物理的に提供できない仕組みや、従業員教育の徹底など、細心の注意を払うような対応が必要でしょう。

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生活衛生課

ファクス:03-5722-9508