更新日:2008年12月12日

ページID:3389

ここから本文です。

猫の適正飼養ガイドライン 猫の分類

トラブルの原因となる猫は、屋外で自由に行動している猫です。必ずしも飼い主のいないノラ猫だけではありません。目黒区内でも、トラブルの原因はノラ猫ではなく飼い主がいる猫である地域もあります。

このルールでは、猫を「飼い主」で分類しました。

イラスト:猫の分類図
猫の分類図

1 飼い猫

「飼い猫」は、特定の飼い主がいる猫です。

A 内猫

室内でのみ飼育されている猫。当然ながら、近隣に直接ふん尿などの被害を与えることはない。屋外に出る場合は、飼い主が同伴し、ふん尿等の始末を行っている。

B 外猫

  • ア 出入り自由猫 飼い主は、屋内等でエサは与えるが、それ以外は自由に外を歩き回らせ放任している。自分の猫が、他人の敷地等でふん尿をし迷惑をかけることも、事故に遭う危険に対しても飼い主は無関心である。不妊・去勢手術をしていない場合もあり、ノラ猫を増やす源となっている可能性がある。
  • イ 庭猫 飼い主の家の敷地内で飼われている猫。ただし、適切な不妊・去勢手術を行っていなかった場合、庭が過密状態になり、あふれてしまった猫の「出入り自由猫化」やノラ猫を増やす源となってしまうことがある。

2 ホームレス猫

「ホームレス猫」とは、特定の飼い主がなく、屋外で生活する猫です。

A ノラ猫

自力で生活している。ゴミを漁ったりして生き延びている。ふん尿や鳴き声が原因で、地域住民から嫌われている場合が多い。栄養状態が悪く、病気やケガの治療など健康管理がされていないので比較的短命である。不妊・去勢手術を受けていない場合が多く、第二の不幸な猫を生み出す源ともなっている。

都会に於いては、「野生の猫」はいないので、全ては無責任な飼い主による「捨て猫」に端を発している。

B.地域猫

ボランティアや地域住民が、ルールに基づき地域の了解を得て世話をし管理できている猫。地域猫は、原則として不妊・去勢手術を受けているので、これ以上増えることはない。数年後にはその地域のホームレス猫は減っていく。

また、ボランティア等が充分なエサを与えているため、ゴミを漁ることはあまりない。

あなたの身近にいる猫は、どれにあたりますか

もし、「外猫」であれば、あなたの知らない所で周囲の人に迷惑を掛けているかも知れません。また、「ノラ猫」は「迷惑をかける悪い猫」だと、一言で片付けられるものでもありません。好きでノラ猫になったのではないし、ルーツは飼い猫なのですから。

お問い合わせ

生活衛生課

ファクス:03-5722-9508