更新日:2022年3月30日
ご自分の乳房の状態に日ごろから関心をもち、乳房を意識して生活することを「ブレスト・アウェアネス」といいます。
これは、乳がんの早期発見や治療につながる重要な生活習慣です。
「ブレスト・アウェアネス」を身につけるために、以下の4つの項目を実践しましょう。
ご自分の乳房の状態を知る
日ごろから、ご自分の乳房の状態を知ることが大切です。
着替えや入浴、寝る前などにご自分の乳房を見て、さわって、感じてみましょう。
鏡の前でチェック
鏡の前に立ち、頭の後ろで手を組み、色や形を見てください。
シャワーや着替えの時にチェック
左乳房をふれるときは左腕を上げて右手で、右乳房をふれるときは右腕を上げて左手で行います。
4本の指先で「の」の字を書くように軽くなでてください。
石鹸がついた手でふれると乳房の凹凸がよくわかります。
指で乳頭の根元を軽くつまんで、分泌物が出ないか確認してください。
あおむけに寝てチェック
あおむけに寝て、背中の下に低めの枕か畳んだタオルを入れて、乳房をさわってください。
(出展:認定NPO法人 J.POSH)
乳房の変化に気をつける
普段のご自分の乳房の状態を知ることで、初めて変化に気づくことができます。
気をつけなければいけない乳房の変化を知り、「いつもと変わりがないかな」という気持ちで取り組みましょう。
注意すべき変化のポイント
- 乳房のしこり
- 乳頭からの分泌物
- 乳頭や乳輪のびらん
- 乳房の皮膚のへこみや引きつれ
- 乳房痛
変化に気づいたらすぐ医師に相談する
しこりや引きつれなどに気づいたら、すぐに乳腺外来のある専門医療機関に相談しましょう。
乳房の変化がすべて乳がんの症状ではありませんが、お気づきになった乳房の変化が乳がんの早期の症状の可能性があります。
早めに変化に気づいて医師に相談することで、適切な治療を早い段階で行うことができます。
40歳になったら2年に1回乳がん検診を受ける
乳がん検診の目的は、乳がんで亡くなる女性を減らすことです。
現在、乳がん死亡率減少効果が証明されている検査方法は、マンモグラフィのみです。
40歳以上の女性は2年に1回、定期的に検診を受けましょう。
目黒区では40歳以上の女性を対象に2年に1回、マンモグラフィ(乳房エックス線)による乳がん検診を実施しています。
目黒区乳がん検診のページです。
