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更新日:2024年2月15日

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ヤングケアラー「家族をケアする君を支える場所があります」

ヤングケアラー支援リーフレットリンク(PDF:3,067KB)

ヤングケアラーとは

「ヤングケアラー」とは、本来大人が担うと想定されているような家事や家族の世話などを日常的に行っている子どものことです。
ヤングケアラーであることにより、子どもの成長や教育に影響があり、本来守られるべき子どもの権利が侵害されている可能性があります。

ヤングケアラーの具体例の紹介

こども家庭庁では、ヤングケアラーの具体例として、以下のように紹介されています。
めぐろ区報(令和4年11月1日号)においても具体例を紹介しています。)

障害や病気のある家族に代わり、買い物・料理・掃除・洗濯などの家事をしている

家族に代わり、幼いきょうだいの世話をしている

障がいや病気のあるきょうだいの世話や見守りをしている

目を離せない家族の見守りや声掛けなどの気づかいをしている

日本語が第一言語ではない家族や障がいのある家族のために通訳をしている

家計を支えるために労働をして、障がいや病気のある家族を助けている

アルコール・薬物・ギャンブル問題を抱える家族に対応している

がん・難病・精神疾患など慢性的な病気の家族の看病をしている

障がいや病気のある家族の身の回りの世話をしている

障がいや病気のある家族の入浴やトイレの介助をしている

ヤングケアラーの実態

令和2年度に厚生労働省が実施した調査では、中学生2年生で次のことがわかりました。
出典:「ヤングケアラーの実態に関する調査研究報告書」(令和3年3月)

クラスにおよそ2人はヤングケアラー

中学2年生のうち17人に1人が「世話をしている家族がいる」と回答。これはクラスにおよそ2人はヤングケアラーがいるということになります。

世話をしている家族の有無の円グラフ

きょうだいの世話が6割以上

世話を必要としている家族は「きょうだい」が61.8パーセント。その理由は「幼い」が73.1パーセントを占めます。

世話を必要としている家族の棒グラフ

「ほぼ毎日世話」が45パーセント

半数近くがほぼ毎日家族の世話をしており、世話に費やす時間は平均4時間。

世話をしている頻度の円グラフ

ヤングケアラーであることによる影響

ヤングケアラーは、年齢や成長の度合いに見合わない重い責任や負担を負うことにより、「学校に行きたくても行けない」「勉強する時間が取れない」「部活や習い事ができない」「友人と遊ぶことができない」「睡眠が十分に取れない」など、子どもの成長や教育に影響があり、本来守られるべき子どもの権利が侵害されている可能性があります。

こんなことあきらめていませんか?

勉強や受験、進学

友達と放課後に遊ぶこと

部活などの課題授業

子ども向けヤングケアラー支援リーフレット

目黒区では子ども向けヤングケアラー支援リーフレットを作成しました。
区内小中学校、高等学校等にも配布し、子どもたちへの周知を行っています。

目黒区ヤングケアラー支援リーフレット(PDF:3,067KB)

相談窓口

「もしかしたら、あの子はヤングケアラーかもしれない」と周囲に気になるお子さんがいたり、「自分はヤングケアラーかもしれない」と思ったら、気軽にご相談ください。

目黒区子ども家庭支援センター

相談時間:月曜日から金曜日(祝日、年末年始除く)午前8時30分から午後5時15分まで

電話:03-5722-9743

子ども相談室「めぐろはあとねっと」

相談時間:水曜日から土曜日午前10時から午後5時まで

電話:0120-324-810(通話料無料)

都LINE相談「親子のための相談LINE」

親子のかかわりで困っていることや子育ての悩みについて、コミュニケーションアプリLINEで相談できます。
ひとりで抱え込まず、気軽に相談してみてください。
次の外部サイトから友だち登録をしてご利用ください。

LINE相談「親子のための相談LINE」(東京都福祉局)(外部サイトへリンク)

対象者:都内在住の子ども(18歳未満)と保護者

相談時間:月曜日から金曜日は午前9時から午後11時まで、土曜日・日曜日・祝日及び年末年始は午前9時から午後5時まで

関連するページ

めぐろ区報(令和4年11月1日号)「家族をケアする君を支える場所があります」

元ヤングケアラーの方のインタビュー記事を掲載しています。子どもたちに向けたメッセージも発信しています。

めぐろ区報令和4年11月1日号

一般社団法人ヤングケアラー協会

ヤングケアラー協会では、ヤングケアラー同士で相談や交流ができるオンライン上の居場所「Yanclecommunity(ヤンクルコミュニティ)」を開催しています。
「返信不要の独り言」「悩みを相談したい時」など、テーマに分かれたチャットルームで会話できます。定期的にオンライン交流会もあり、元ヤングケアラーの社会福祉士や看護師、ケアラー専門のキャリアカウンセラーなどもいますので、悩みがあるときも安心です。詳しくは協会ホームページをご覧ください。

一般社団法人ヤングケアラー協会

一般社団法人日本ケアラー連盟

日本ケアラー連盟は、ケアラーを支える社会的仕組みを作るため、「ケアラー支援法」「ケアラー支援条例」の制定を目指して、啓発・政策提言・ロビー活動などを行う団体です。
活動に関する情報や詳細は連盟ホームページをご覧ください。

一般社団法人日本ケアラー連盟

目黒区では令和5年1月16日(月曜日)めぐろパーシモンホールにて、代表理事の堀越栄子氏を講師にお迎えし、ヤングケアラー支援講演会「ヤングケアラーへの支援を考える現状、課題、周囲の大人ができること」を開催しました。

こども家庭庁特設サイト

「ヤングケアラーを知っていますか?」

こども家庭庁特設サイト

お問い合わせ

子ども家庭支援センター 事業係

ファクス:03-5722-9684