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更新日:2024年3月28日

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ハクビシンやアライグマによる被害を防ぐために

近年、区内ではハクビシン等の目撃情報や被害の相談が寄せられています。
目黒区では、個人の住宅等で、実際に被害を受けているかたを対象に、箱わなを設置して、捕獲処分を行っています。

ハクビシン・アライグマ相談・捕獲処分専用ダイヤル

電話番号

電話:03-5876-6399(令和6年4月1日からご利用いただけます。)
区が契約している委託事業者につながります。
令和6年度の委託事業者は株式会社三共リメイクです。

受付時間

平日の午前9時から午後5時まで(祝日・休日及び年末年始を除く)

実際に家屋への被害が発生した場合(防除事業)

区では、平成29年8月1日から、実際に生活環境等の被害がある場合に、箱わなを設置して、ハクビシン・アライグマの捕獲を行っています。ただし、捕獲・駆除の要件に合致する場合に限ります。
野生鳥獣の捕獲や駆除は、鳥獣保護法により、「有害鳥獣捕獲」の許可が必要になりますので、資格のないかたが野生鳥獣を捕獲することはできません。
「有害鳥獣捕獲」の許可については、東京都環境局自然環境部計画課鳥獣保護管理担当(電話:03-5388-3505)までお問い合わせください。

対象場所

被害が発生している一般住宅、民間集合住宅及び店舗・工場・事務所
次の建物及びその敷地は対象外です。

  • 公立の施設
  • 都立住宅並びに住宅都市整備公団及び東京都住宅供給公社の賃貸住宅
  • 私立の学校

対象外の場所で被害が発生している場合、補助対象にはなりませんが、専門事業者を紹介することはできます。

捕獲・駆除の要件(次のすべてを満たすかた)

  1. 区内に家屋を所有している
  2. 家屋等に侵入され、実際に糞尿等の被害を受けている(委託事業者が現地調査を行い判断します)
  3. 委託事業者による箱わなの設置や回収の際に、立会いができ、動物が捕獲された場合、速やかに連絡できる
  4. 毎日、箱わなの見回りとエサの状況管理・付け替えができる

「過去に被害に遭った」「庭や道路を通ったのを見かけた」など、実際に被害を受けていない場合は、箱わなをしかけても捕獲できる確率がかなり低くなるため、区では対応していません。

防除事業の流れ

事業の流れフローチャート(令和6年度)(PDF:304KB)

  1. ハクビシン・アライグマの被害でお困りの方は、専用ダイヤル(電話:03-5876-6399)にお電話ください。
  2. 鳥獣捕獲許可の資格を持つ委託事業者が、捕獲・駆除の要件に合致するかを判断するために、現地調査を行います。被害を受けていると判断した場合、委託事業者が天井裏等に箱わなを設置します。
  3. 被害のある場所の所有者(管理者)のかたが、必ず毎日、箱わなの管理と見回りを行い、箱わなに動物が捕獲された場合は、委託事業者に連絡してください(祝休日や夕方以降のご連絡の場合、委託事業者がすぐに対応できないことがあります)。
  4. 委託事業者が、箱わなと動物の回収に伺います。

防除事業に伴うご協力のお願いとご注意

  • 箱わなの貸出期間は原則3週間で、最大6週間です。
  • 区による箱わなの設置は、年度で1回限りです。
  • 箱わなの貸出、捕獲された動物の回収費用は区で負担します。
  • 箱わなに設置するエサは、初回は委託事業者で行いますが、その後の付け替えは自己負担になります。ただし、65歳以上の高齢者または障害者のみで構成される世帯の場合は、委託事業者がエサを付け替えます。
  • ご希望により、箱わな回収時に箱わなが設置されていた場所の概ね1メートル以内・1か所に残留する糞尿の清掃・消毒を行います。箱わな設置前からある糞尿等についての清掃・消毒は自己負担となります。
  • 捕獲処分後、侵入口をふさぐなどの侵入防止対策は行いませんので、必要な場合は、ご自身で事業者等へご依頼ください。
  • ハクビシン・アライグマ以外の野生生物の捕獲は行っていません。

ハクビシン・アライグマの特徴

ハクビシンの特徴(出典:東京都環境局)

ハクビシンの特徴は次のとおりです

  • 全長:約90センチメートルから110センチメートル(成獣)
  • 体重:約3キログラムから4キログラム
  • ジャコウネコ科
  • 鼻から額にかけて白いスジがある
  • スリムな体型で、尾は細くて長い
  • 夜行性
  • 複数のねぐらを持ち、人家などの天井裏も休憩場所として利用する
  • 木登りが得意で、柱や壁なども登ったり、電線の上を歩いたりもする
  • 雑食性でさまざまなものを食べるが、特に果物が好物
  • 8センチメートル四方の隙間があれば入り込める

アライグマの特徴(出典:東京都環境局)

アライグマの特徴は次のとおりです

  • 全長:約70センチメートルから90センチメートル(成獣)
  • 体重:約4キログラムから10キログラム
  • アライグマ科
  • 目のまわりは黒いマスク模様
  • 全体的にずんぐりしていて、尾は短く、5から7本のしま模様がある
  • 主に夜行性だが、昼間も活動する
  • 複数のねぐらを持ち、人家などの天井裏も休憩場所として利用する
  • 木登りが得意で、柱や壁も登る
  • 雑食性(野菜・果樹・養殖魚などを食べる)
  • ハクビシンと比べて気性が荒く凶暴

ハクビシン・アライグマが引き起こす問題

  • 生態系への影響(さまざまな動物を捕食します。また、他の動物と食べ物を巡って競争する可能性があります)
  • 人の生命や健康への被害(野生生物は、目に見えない寄生虫がいたり、人にうつる病気にかかっていたりしていることがあります)
  • 生活環境への被害(家屋に侵入して建物を破損したり、ペットや飼っている魚などを食べたりします)
  • 農作物への被害(果樹や野菜、いも類、飼料作物、マメ類を中心にさまざまな農作物で被害が報告されています)

ハクビシン・アライグマは寄生虫や感染症を持っていることがあります。また、驚いて攻撃してくることもありますので、むやみに近づいたり手を触れたりしないでください。

ハクビシン・アライグマは、毛の抜ける「疥癬(かいせん)」という皮膚病にかかっていることがあります。疥癬は人や飼い犬にも感染するおそれがあります。絶対に近づかないようにしてください。
明らかに皮膚病と思われる野生動物が動けなくなっている場合は、東京都環境局自然環境部計画課鳥獣保護管理担当(電話:03-5388-3505)へご相談ください。


疥癬にかかったハクビシン(出典:東京都環境局)

ハクビシン・アライグマを寄せ付けないために

  • 建物周りの侵入口になる隙間(換気口など)をふさぎましょう
  • 屋根に登れるような庭木の剪定をしましょう
  • 敷地内の果物の実は早めに収穫するか、網をかけましょう
  • ペットフードの残りや生ごみを外に放置しないようにしましょう

チラシのダウンロード

ハクビシン・アライグマの被害でお困りのかたへ(チラシ)(PDF:447KB)

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お問い合わせ

環境保全課 環境計画係

ファクス:03-5722-9401