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更新日:2022年4月1日

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学校・子どもの安全確保への取り組み

昨今の学校や子どもを取り巻く様々な犯罪の発生や、子どもが地域の中で危険な場面に遭遇している実態などから、教育委員会では、学校・子どもの安全を確保するために、さまざまな安全対策の強化に取り組んでいます。

学校内での安全確保策

1.来訪者確認システムの導入

平成17年9月から、各学校・幼稚園の登下校時以外の出入り口を1か所の通用門に絞り、そこに防犯カメラとカメラ付きインターホンを設置し、来訪者を映像等により確認した上で遠隔操作により電気錠の門を開錠するシステムで、学校敷地の入り口段階で不審者等の侵入防止に努めるものです。

なお、塀や門扉のない緑ヶ丘小学校では、学校の玄関前に警備員を配置し、来訪者の確認等を行っています。

こうした対応は保護者等の来校者にとってご不便もあるかと思いますが、これは学校運営を閉ざすものではありません。学校の安全確保をこれまで以上に強化した上で、保護者や地域に信頼される学校として、これまでどおり学校の情報公開や説明責任を徹底し、開かれた学校運営を行っていきますので、ご理解とご協力をお願いします。

2.危機管理マニュアルの徹底

学校では、子どもを守るため、不法侵入などの万一のときに具体的な対応図るための「危機管理マニュアル」を備え、学校の安全対策の一層の強化を図るとともに、警察の協力も得て教職員の訓練を行っています。また、「さすまた」や警杖等の防犯用品の配備や警察に直接通報がいく非常通報装置「学校110番」を設置しています。

登下校時における児童の安全確保策

1.通学路の見直し

教職員やPTAが通学路を実際に歩き、防犯や事故防止の観点から可能な限り安全な通学路を設定するよう、通学路の見直しを進めるとともに、PTAの協力も得ながら通学路の定期的な点検や状況把握をし、安全指導の徹底を図っています。

2.通学路における注意箇所の周知徹底

通学路での注意箇所や「こども110番の家」等を書き込んだ「通学路安全マップ」を町会・住区などにも配布し、通学路の注意箇所の周知徹底と共通認識を高め、地域での見守り体制の拡大を図っています。

3.地域全体で子どもを見守る体制の整備

教職員やPTAが登下校時の見回りやパトロールを実施したり、町会、住区住民会議などの協力を得て、子どもを見守る目を増やしたりしながら犯罪抑制効果を高めています。

4.専門家による生活安全パトロールの強化

区では、委託した警備会社の警備士による生活安全パトロールを実施していますが、平成17年7月からは巡回パトロール車に青色回転等を装着し、10月には巡回パトロール車を3台から5台に増強するなどして、子どもの安全対策を重点としてパトロールを強化しています。さらに、警察に対しては、区立学校に対するパトロールの強化を要請しています。

5.不審者情報などの緊急情報の配信

不審者の出没に関する情報などを迅速に保護者の携帯電話等へ配信し、事件・事故の未然防止に努めています。

子どもが自ら身を守ることができるように

1.CAPプログラムの実施

子ども自身が自分の身を守るための「CAP(Child Assault Prevention)プログラム」を全小学校に取り入れました。このプログラムは、子ども自身が、いじめ・虐待・誘拐などの暴力から自分を守るための教育プログラムで、暴力や虐待にどのように対処するべきかなど被害者、加害者にならないように対応方法を具体的に劇で演じさせたり、話し合うなど参加型の学習を通じて身に付けさせるものです。

2.セーフティ教室の実施

児童・生徒を対象に、犯罪の被害防止や非行の防止を目的に警察と連携して実演で指導したり講演会を開催し、実践的な対処方法が身につくよう努めています。

3.防犯ブザーの配布

全ての小学生・中学生に防犯ブザーを配布しています。

4.「地域安全マップ」の作成

子ども自身がグループで実際に地域を歩き、観察・調査することで危険な場所等を探しメモや写真に撮り、模造紙に貼り付け地図を作成する「地域安全マップ作り」を通して安全な場所・危険な場所の見分け方を学び、地域における危険察知能力などの育成を図ります。

お問い合わせ

教育政策課

ファクス:03-5722-9332