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更新日:2021年8月2日

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体罰等防止に向けた取組

体罰調査結果の公表

東京都教育委員会は、体罰等の実態を的確に把握するため、都内の全公立学校の教職員、児童・生徒を対象に、令和2年度に発生した体罰等の実態について調査を実施しました。結果について、令和3(2021)年6月24日(木曜日)東京都教育委員会ホームページに公開されましたので、目黒区の結果についてもご報告いたします。

目黒区教育委員会では、令和2年12月に各学校で全児童・生徒を対象に実施したアンケート調査の結果等を踏まえ、さらに細かな部分まで徹底した調査等を行い、調査結果を東京都教育委員会に報告しました。その後の東京都教育委員会との協議の結果、小学校で2件を「不適切な指導」、中学校で2件を「暴言等」として取り扱うことといたしました。この事案につきましては、発生後、管理職、行為者に事実確認を行うとともに、厳正に対処いたしました。

体罰等は、子どもの人権を侵害する行為であって、あってはならない行為であると認識しています。目黒区教育委員会では、これまでも各学校と連携して体罰等の防止に取り組んでまいりましたが、今回このような結果となったことは非常に残念なことであり、重く受け止めております。

体罰等防止に向けた取組

目黒区では、平成17年に「目黒区子ども条例」を制定し、子どもたちが自らの意思でいきいきと成長していくことが大切にされなければならないという認識に基づき、体罰等は、重大な子どもの権利を侵害する行為であり、絶対に許されない行為であると捉えております。
目黒区教育委員会では、教職員や指導員等の人権感覚を高める研修、幼児・児童・生徒理解に関する研修、教育相談に関する研修等をより一層充実させ、「体罰によらない、対話による教育」を推進しています。また、校・園長、副校・園長に対し、子ども一人ひとりの人権を大切にした教育に努め、管理職のリーダーシップのもと、全教職員が一丸となって体罰等の根絶に向けて取り組むよう指導しております。

また、目黒区立学校・園では、令和3年3月に目黒区教育委員会が作成した「(令和2年度改訂版)「目黒区体罰等根絶マニュアル」を全教職員に配付・活用し、7月と12月の服務事故防止研修のほか、目黒区人権感覚チェックシートやeラーニングを利用した研修等を定期的に実施しております。

今後も、子どもたちが安心して学校・園生活を送ることができるよう、体罰等防止に取り組み、体罰等の根絶に努めてまいります。

(令和2年度改訂版)目黒区体罰等根絶マニュアルの概要

目黒区教育委員会では、体罰等を根絶するために、平成25年度に「目黒区体罰等根絶マニュアル」を作成し、平成26年12月に一部改訂版を、令和3年3月には「(令和2年度改訂版)「目黒区体罰等根絶マニュアル」として改訂いたしました。
本マニュアルは、「対話による指導」「体罰等の未然防止」「体罰等発生時の学校の対応」「これまでに発生した体罰の概要と体罰・不適切な指導等の基準」「関係資料」等を掲載しており、積極的に研修等で活用することで、指導者一人ひとりが「体罰は許されないものである」ことを確実に認識し、目黒区から体罰等がゼロになることを目指しています。

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教育指導課

ファクス:03-3715-6951