更新日:2018年4月20日
初めてのタケノコ掘りに挑戦
4月11日(水曜日)、昔からの竹林が残る区立すずめのお宿緑地公園において、大岡山小学校の6年生児童によるタケノコ堀り体験が実施された。
すずめのお宿緑地公園の竹林
目黒のタケノコ栽培の最盛期は大正時代。「太く、柔らかく、おいしい」と三拍子そろった「目黒のタケノコ」は、目黒式といわれる独特の栽培法によるものであった。目黒式は、地下茎を掘り起こして、深く掘った溝に埋め直し堆肥などを施す方法で、目黒の土質にあっていたとのこと。
みどりと公園課職員による竹についての説明
平成26年、大岡山小学校第5学年の総合的な学習の時間で「目黒式タケノコ栽培法」を学習し、今も竹林が残るすずめのお宿緑地公園において実践してみたいと考えた。このことを、児童らが青木英二目黒区長あてに手紙で要望し、これを受けてみどりと公園課がサポートすることとなった。翌年以降は第6学年の総合的な学習として、「目黒のタケノコ復活プロジェクト」に継続して取り組んでいる。
タケノコ掘りの説明に興味津々の児童たち
学習の初めに、みどりと公園課職員から、「実は竹は地下茎で結ばれた一つの個体です。」などの説明を受け、続いて、同園の維持管理を行っている碑文谷土木公園事務所の職員から、「タケノコの穂先が向いている方から掘り進めます。赤いブツブツ(タケノコの根)が見えたらその下にスコップなどを入れ、てこの原理で掘り起こします。」と、タケノコ堀りのアドバイスを受けた。
班で力を合わせて1本のタケノコを掘り出す
児童たちは竹林の中に入ると、笹の葉が堆積したフカフカの土の感触を楽しみながら、早速タケノコ掘りにとりかかった。「このタケノコはどうかな?」「筍ご飯美味しいよね!私大好き!」などと賑やかに話ながらスコップやショベルで掘り進め、大小様々なタケノコを何本も掘り出していた。児童たちは「初めてタケノコを掘りました。茎が固い部分もあったけどとても楽しかったです!もっと採りたかった!」と感想を話してくれた。
生物多様性への取組み
目黒区では、平成26年3月に目黒区生物多様性地域戦略「ささえあう生命(いのち)の輪 野鳥のすめるまちづくり計画」を策定し、区民参加による生物調査など、様々なプログラムを実施している。
関連するページ
すずめのお宿緑地公園へのリンク
この記事の問合せ先
都市整備部みどりと公園課みどりの係 電話番号 03-5722-9359
