ひとめぐり(vol46) 目黒の子どもちに、、 優しさと希望のバトンをつなげていきたいです きたもとみはな 北本美英さん(22歳) 令和5年7月、学習支援ボランティア活動「なかねスタディサポートルーム」を立ち上げ、中根住区センターを拠点に活動を開始。春と夏の長期休み期間に小学1年生から中学3年生までの子どもたちの学びをサポートしている。東京農業大学に通う現役大学院生。 育ててもらった目黒の地に、恩返しがしたいから 4歳の時から目黒で育った北本さん。幼少の頃からずっと、面倒見のいい 先生や優しい同級生に恵まれていたと言います。 「この街で成長しながら、人の温かさや優しさに触れてきたので、『いつかは自分が目黒に恩返しをしたい』と思っていました。学習支援ボランティアという形を選んだのは、塾でのアルバイト経験がきっかけです。子どもたちの頑張りを間近で見守り、ともに成長できることにやりがいを感じています」 地域を巻き込んで、誰でも気軽に利用できる学び場づくりを 地元の大学生が運営する、なかねスタディサポートルーム。立ち上げの際、一緒に活動する仲間を集めるために北本さん自らチラシを作成し、同級生たちに呼びかけたのだそう。最初は 「幼稚園の時からの友人が集まってくれて、4人でスタートしました。さらに、中根住区住民会議が私たちの活動を住区住民会議の活動として位置づけ、場所の確保などの支援をしてくれました。子どもたちを募集する際にも、チラシを私たちの母校である中根小学校や旧第十一中学校で配らせてもらったり、地域の掲示板に掲示してもらったおかげか、地域の方々に広く知ってもらえたように思います。初回から10人もの子どもたちが来てくれた時はとてもうれしかったですね」。7月で開始3年目を迎えるこの活動は、子どもの居場所づくりに貢献したことが評価され、令和6年度青少年社会貢献表彰を受けました。 子どもたちと寄り添い合う場所を、未来へと受け継ぐために 「学校や塾と違い、勉強を教えるというよりも、子どもたちの『分からな い』に寄り添って一緒に考える姿勢を大切にしています」。ボランティア活 動への熱い思いを北本さんは語ってくれました。 「子どもたちとの心の距離を縮めるため、呼び名は大学生自身に決めてもらっています。私も『みはな』の名札をつけているので、子どもたちは『みはなちゃん』と呼んでくれますよ。学年が違う子どもたち同士の交流を深め、と思っ 『頼りになる先輩がいる』 てもらえる場所にしたいです」。 現在学生リーダーを務める北本さんです が、夏には後輩へのバトンタッチを予定して いるそう。 「この活動を地域に定着させたい ので、今は将来のための基盤づくりに注力 しています」とお話しいただきました。 お知らせ 区展作品募集 区展(目黒区民作品展)は、区民の日(10月1日)制定を記念して昭和52年から開催しています。気軽に参加できる作品展で、毎年多くのかたから作品が寄せられ、出品者や入館者が交流しています。作品の申し込み方法など詳細は、応募要項(地区サービス事務所〈東部を除く〉、住区センター、社会教育館などで配布)、または区webをご覧ください。 展示期間 9月17日(水)〜28日(日) 展示場所 目黒区美術館 募集作品 手工芸・写真・絵画・書 費用:1作品1,000円 申込期限 8月8日 問い合わせ:区展実行委員会(古明地 電話番号:3723-5853) 目黒自然図鑑86号 区民の皆さんからお寄せいただいたいきもの情報を厳選してご紹介! オオシオカラトンボ [場所]東山公園(令和6年6月撮影) 5月〜10月ごろ、公園の池や学校のビオトープ池などで見られます。 オスは成熟すると全体が白い粉で覆われ、青白くなる メスは黄色の胸や腹に黒い筋がある (ガマ博士) トンボやわし(カエル)の仲間は水辺で卵を産むんじゃが、最近は少なくなっていてのぉ。きれいな水鉢などでも卵を産むことができるから、みんなのお家でも水 辺を作ってくれると 助かるのじゃ! いきもの情報募集! 区内で観察した自然、いきものなどの情報をお寄せください。 区ウェブサイト/郵送/Eメール(郵便番号・住所、氏名、いきものの名前、観察日時・場所) 問い合わせ・申込先:みどり土木政策課みどりの係(〒153-8573目黒区役所〈住所不要〉、 msizen@city.meguro.tokyo.jp)