更新日:2018年4月1日

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デートDV

DV(ドメスティック・バイオレンス)は配偶者等から受ける暴力だけと考えてしまいがちですが、高校生や大学生など若いカップルの間でも起きています。こうした交際相手から受ける暴力を、特に「デートDV」と呼びます。
デートDVの暴力には、配偶者等から受ける暴力と同様に身体的な暴力のほか、精神的な暴力や性的暴力も含まれます。

平成26年に実施された内閣府の「男女間における暴力に関する調査」によると、20歳代、30歳代の女性の約5人に1人が10歳代から20歳代の時に交際相手から心理的な攻撃を受けた経験があると答えています。

DVは、若い人たちにとっても身近な問題なのです。

デートDVチェックリスト

DVは親密な相手を力を使って支配しようとしたり、支配することです。親密な関係になると、相手が作ったこの「力と支配」の関係に気付けなくなってしまうことがあります。相手や自分自身の行動をチェックしてみましょう。

相手の行動

  • あなたが他の用事で会えなかったりすると、「自分を最優先にしていない」などと言ってふてくされたり、怒ったりしますか。
  • しょっちゅうスマートフォンに電話してきて、あなたがどこで誰と何をしているかをチェックしますか。
  • 「俺(私)には君(あなた)しかいない」と優しく言ったかと思うと「お前(あんた)は本当にバカだ」とひどいことを言ったりするなど、優しいときと意地悪なときとが極端ですか。
  • あなたの考えや希望を尊重しないで勝手に決めることが多いですか。

自分の行動

  • 相手が自分の意見に従わないと、いらいらしたり怒ったりしますか。
  • 相手に対し、「何をするか」「誰と話すか」「どこへ行くか」「何を着るか」などについて指示する権利があると思っていますか。
  • 腹を立てたとき、相手の目の前で物を叩いたり、壊したり、投げたりしますか。
  • 二人に関係することでも、相手の考えや希望を尊重しないで、自分だけで決めてしまうことが多いですか。

デートDVをなくすために

「力と支配」の関係に気付く

加害者は、相手を支配しよう、思いどおりにコントロールしようとして暴力を振るいます。

暴力を認めない

テレビやマンガ、ゲームなどのメディアでは、暴力を振るうシーンを目にすることがよくあります。問題を解決する手段として暴力を振るうことを認めてしまう風潮が世の中にはあふれていますが、暴力は決して許されるものではなく、犯罪となる行為を含む重大な人権侵害です。

偏った男性像・女性像をもたない

偏った「男らしさ」「女らしさ」を無自覚に受け入れ、相手にも押しつけていませんか?
男は「決断力がある」「強い」「感情を表に出さない」、女は「従順」「か弱く、守られるもの」というような固定的なイメージにとらわれず、「自分らしさ」を大切にし相手を尊重することで、より良い関係を築くことができます。

目黒区の取組

男女平等・共同参画推進計画(平成28年度から平成32年度)に、区内の高校生など若年層を対象とした「デートDV防止講座」を開催し、交際相手からの暴力の防止に取り組むことを掲げ、講座を開催しています。

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