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人権に関する刊行物 「未来の大人のために今できること 人権編」

更新日:2013年6月5日

 
タイトル 未来の大人のために今できること
発行年月 平成21年3月
体裁 A5判16ページ カラー

「未来の大人のために今できること 人権編」は、人権政策課(総合庁舎 本館4階)で配布しています。

人権感覚を身に付けることはなぜ大切なのでしょうか?

「人権問題」というと、「子ども」「障害者」「高齢者」「外国人」… といった「くくり」でとらえてしまいがちです。また、「くくり」の中できちんと自分では理解しているつもりでも、結果的に差別や偏見につながってしまうことがあります。

このようなときでも、基本的な人権感覚が身に付いていれば、どんな場合でも先入観を持たずに相手の人権を尊重することができるのではないでしょうか。

子ども、特に幼児期は、まだ先入観を持たずに行動しています。したがって、基本的な人権感覚をしっかり身に付ける絶好の機会であるともいえます。

すべての子どもが将来にわたって思いやりと協調性を持ち、いじめや差別を生まない、お互いの人権を尊重し合える人間に育っていくよう、子どものうちから人権への配慮が自然に態度や行動に表れるような人権感覚を養いたいものです。

子どもが人権感覚を身に付けるにはどうしたらいいの?

三つ子の魂百まで

赤ちゃんは生まれたときは無垢で、成長に伴って、いろいろな情報をさまざまな感覚から得て身に付けていきます。「三つ子の魂百まで」と言われるように、小さいときに身に付いたものは年をとっても変わらないものです。そして人権は、人が生まれてから死ぬまでのすべての場面で重要です。最初にきちんと身に付けておけば、大人になっても正しい人権感覚は生きていくものです。

鉄は熱いうちに打て

素直な気持ちを持っている子ども時代は、まるで砂地に水が吸収されていくように、物事が身に付いていく時期です。人権感覚も、子どもの時の方が身に付けやすいといえます。しかし、環境やいろいろな状況などによって、子どもが間違った形で身に付けてしまっていたり、子どもから疑問を投げかけてきたりすることがあります。その時が「教えどき」です。その時期を逸してしまうと、間違いを直さずに身に付いてしまう、あるいは身に付かないまま大人になってしまうかもしれません。

大人の背中を見て子は育つ

子ども、特に幼児期の子どもに、「人権」を言葉で教えるのはとても困難です。でも、子どもには得意技があります。それは「まね」。親や大人のまねをするのは得意です。子どもは周りの大人の言動をよく見聞きしています。ですから、大人の行動や言葉は、正しい手本を示すのが一番大切です。大人が正しく実践していれば、子どもはそのとおりに身に付けていくものです。その時に気を付けたいことは、次のエピソードにあるような、悪気などない、逆に思いやりのつもりで言った言葉の裏に、何かが潜んでいることがあるということです。

何がおかしいかわかりますか?

エピソード1

保育園に通っているAちゃんは、いつも母親が迎えにきていたけど、今日は父親が迎えにきていた。私はAちゃんに向かって「Aちゃんのお父さん、お迎えにきてくれてえらいね」と笑顔で声をかけてあげた。

何気なく言ってしまいそうな会話です。良いことを言ってあげたなと感じるところです。言った人には深い意図はないのでしょうが、この言葉の裏側には、

  • 保育園のお迎えは母親がするのが当たり前
  • お迎えをするお父さんはえらい人

という思いが隠れています。子どもがそれに気が付くと、そういうものだと意識の中に刷り込まれてしまうかもしれません。

エピソード2

子どもが通っている幼稚園の同じクラスに、手が不自由なBちゃんがいる。思いやりのある子に育てたいので、いつもうちの子どもには、「Bちゃんは手が上手に使えなくてかわいそうだから、なんでも手伝ってあげるのよ」と言っている。

子どもを思いやりのある優しい子にしたい願いがこめられた会話です。その願いは良いのですが、この言葉の裏側には、

  • 手が不自由な人はかわいそうな人
  • 障害のある人は何もできない

という思いが隠れています。子どもとBちゃんは幼稚園の同じクラスですから、対等な関係のはずなのに、「かわいそう」と思った時点で、子どもにとってBちゃんは自分より下という意識が芽生えてしまいます。

また、Bちゃんは何もできないわけではないので、かわいそうと決めつけないで、困っていることを手伝うというのがいいかもしれません。

エピソード3

子どもが公園で遊んでいて泣きながら帰ってきた。「Cちゃんにおもちゃを取られた」と言うので「取られたら取りかえさなきゃだめじゃないの」と叱った。男の子なのに泣き虫で本当に困ったものだ。

これも何気なく思ってしまう感情ですね。「取られたら取り返せ」「殴られたら殴り返せ」などと以前は言っていたかもしれませんが、それでは解決になりません。また、男の子なのに泣き虫で… というのは、男は泣かないもの、泣くのは男らしくないなどという思いが隠れています。

どうしておもちゃを取られたのか、もしかしたらCちゃんもそのおもちゃで一緒に遊びたかっただけなのか、話を聴くことから始めるといいかもしれません。

また、男性も女性も、悲しいときは泣きたくなり、泣けば気持ちが落ち着くこともあります。大人でもこのような経験はありませんか。

エピソード4

子どもが仲の良いDちゃんの話をしている。「Dちゃんは絵がとっても上手で、この間コンクールで金賞を取ったんだって。Dちゃんてすごいなー」と話すので、「あなたは何でこんな絵しか描けないの? もっとがんばりなさい」とはっぱをかけた。

子どもにがんばってほしいという気持ちから出た言葉なのでしょう。子どもは、自分自身の良さを認められないと、他人の良さを認めるのは難しいものです。人権意識を育てる上で大切なことは、自分を大切にする感情とともに他の人のことも思いやれるような共感力をはぐくむことです。

子どもの話を「聴く」ことから始めてみませんか?

すべての人に人権はありますが、その形は人それぞれです。人によって異なる「人権の形」。どんな場合でも先入観を持たずに相手の人権を尊重するには、その人のことを知るところから始まります。その方法の一つが「話をきく」ことです。

日本語の「きく」には3種類あります。

3つの「きく」の使い方の表
「きく」の種類 「きく」の意味
訊く たずねること。訊き手が訊きたいこと、知りたいことだけを訊くこと。
聞く 聞こえる。音声として耳に入ってくること。聞き手が自分の都合のいいところだけ聞いていること。
聴く 積極的に耳を傾けて、話を聴くこと。聴いた内容を理解して、それに応えること。積極的傾聴ともいう。

(十四の心で耳を傾けて)「聴く」という漢字ができたと言われています。聴くことは、聴き手が内容を理解するだけでなく、話し手も「聴いてもらえている」ことを実感でき、より理解してもらおうと努めます。子どもが「聴く」ことを大切に思って実行するために、大人が手本を見せることが大切です。

相手の話を「聴く」ことの大切さ、聴いてもらうとはどんなことなのかを実感するために、こんなことをやってみませんか

  • 1 4人以上で行います。
  • 2 ペアになります(友人同士、サークル仲間など。顔見知り程度でも可)。
  • 3 話し手と聞き手を決めます。
  • 4 話し手は、相手に聞いてほしいこと(仕事・趣味・家族のことなど何でも)を話します。
  • 5 聞き手はしっかりと聞いてはいない素振りを演じます(そっぽを向く、退屈そうにする、落ち着きのない態度をとるなど)。
  • 6 5分ほどで交代し、同じことをします。
  • 7 終わったら、話しているとき、聞いているときの気持ちを話し合います。

話し手側は、話していてむなしくなる、話が続かない、相手はつまらないのだろうと悲しくなる、何を話しているのか、どうしたらいいかわからなくなる… などと感じます。

次に、聴いてもらうことがどういうことかを経験してみましょう。先ほどと同じペアで、今度は「聴いています」ということが相手に通じることをやってみましょう。

  • 1 4人以上で行います。
  • 2 ペアになります(友人同士、サークル仲間など。顔見知り程度でも)。
  • 3 話し手と聞き手を決めます。
  • 4 話し手は、相手に聞いてほしいこと(仕事・趣味・家族のことなど何でも)を話します。
  • 5 聞き手は相手の目を見て聴きます。また、表情やしぐさ、声のトーンからも聴きます。
  • 6 話し手に「あなたの話を聴いていますよ」というメッセージを伝えるために、うなずいたり、あいづちを打ったり、相手の言葉をそのままオウム返ししたり、言い換えて自分なりの理解を伝えたりします。
  • 7 5分ほどで交代し、同じことをします。
  • 8 終わったら、話しているとき、聴いているときの気持ちを話し合います。

話し手側は、自分が受け入れられているという安心感があるので、相手に心を開くことができます。

話を「聴く」ことの大切さを、身をもって感じることができましたか?

子ども自身が人の話を「聴く」ということはまだ無理でも、誰かに「聴いてもらうこと」がどれだけ心地いいのかが実感できていれば、成長したときに人の話を「聴ける」大人になるでしょう。

聴くことは相手の人権を尊重することの基本です。

子どもがもし差別的な言葉を使ったら…

子どもは自分より年長の子や大人が使った言葉を、意味も考えず使うことがあります。ちょっと大人ぶってみたり、面白半分だったり、親の興味を引くためだったり、それとも他に理由があるのかもしれません。

たとえば眼鏡をかけている友達のことを「めがねざる」と呼んだり…

もしその言葉が差別的な言葉や内容だったとしても、頭ごなしに「そんなこと言っちゃだめ」と言わず、なぜそんなことを言ったのか、まずは本心を聞いてみてください。そして、なぜ言ってはだめなのか、その理由を易しいわかりやすい言葉で理解できるまで説明すれば、子どもはきっと納得できます。

人権を大切にするって…

人は生まれたときはみんな平等で、限りない可能性を秘めています。しかし成長するにつれて、周囲の環境などにより、さらに可能性を広げていく場合と、伸びるはずの芽が摘まれてしまう場合があります。

生きる喜びと夢を持ち、自分の可能性に挑戦していく気持ちが持てる社会にするためには、人権を大切にすることが不可欠です。人権意識の大切さをさらに広め、育てていく必要があります。

お問合せ

このページは、人権政策課が担当しています。

所在地 〒153-8573 目黒区上目黒二丁目19番15号

電話 03-5722-9214

ファックス 03-5722-9469

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