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人権啓発のとびら みんながともだち 「みんながともだち その4」
みんながともだち その4
先生 「もし自分がそうだったら… そう考えてみれば、こうしたら相手はどんな気持ちになるだろうかと考えられれば、自分のしていることの良し悪しはわかるはずです。残念ながら、世の中にはそう考えることができず、誰かを自分より劣っていると決めつけ、優越感を持たないと不安で生きていけないような情けない人間がいることは確かです」
先生 「君たちには、そんな人間になってほしくない。決してならないでください。先生はそう願っています」
亮一が友だちと一緒に健人の家を訪ねた。
健人のお母さん 「ゴメンナサイネ。ケント、ダレニモアイタクナイトイッテルノ」
亮一 「そうですか…」
友だち 「なあ、どうする? 亮一」「会ってくんなきゃしょうがないよね」「帰ろっか」
亮一 「うーん… やっぱオレ、もう少しだけここで待ってみるよ」
亮一 「それでダメだったら、明日も次の日も来るんだ。ちゃんと健人に謝って、許してもらえるまで来るんだ」
友だち 「うん、そうだネ」「そうしよ」「そうしよ」
外から健人の部屋を眺める亮一。その窓の内側では、健人が複雑な表情を浮かべる。
数日後の学校の校庭の様子
みんな 「ワー」「ワー」
健人が、亮一やクラスのみんなとサッカーをして遊んでいる。
亮一 「うりゃっ!」
健人がパスされたボールを受ける。
健人 「オーケー、リョーイチ。ナイスパース!」
亮一 「ハッハッハッ、あったりめーだっつーの!」
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