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更新日:2015年9月25日

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ウェルカム補助犬 (めぐろ区報 平成20年11月25日号に掲載した記事です)

平成20年11月

盲導犬の一生を描いたテレビドラマや映画が話題になったことがありました。盲導犬が生まれてから、盲導犬用のハーネス(使用者の持ち手の付いた胴輪)を着けて実際に活動できるまでの厳しい訓練やかっとう、その中で多くの人間と出会い、深い絆を築いていく姿が描かれ、大きな反響を呼びました。

盲導犬は、道路上の障害物を避ける、段差や階段の前で止まる、危険を認識して避けるなど、使用者の目となり危険から守ります。

盲導犬のような犬は、身体障害者補助犬といい、法律に基づく特別な訓練を受けた犬です。補助犬には盲導犬のほか、聴導犬や介助犬があります。聴導犬は、聴覚障害者に来客やお湯が沸いたことを教えたり、移動中に車のクラクションの音を聞いて危険を知らせたりします。また、介助犬は、手足の不自由な障害者の代わりにエレベーターのボタンを押す、ドアを開ける、落としたものを拾うなどといったことを行います。

このように、障害者の目や耳、手足となって働く補助犬ですが、かつては施設などに一緒に立ち入ることを断られるということがありました。

平成14年に施行された身体障害者補助犬法では、公共施設や不特定の人々の利用する施設(飲食店・デパート等)で、理由なく補助犬の同伴を拒んではいけないとされています。区では、補助犬の理解と啓発のために、施設や店の入り口に表示する「補助犬マーク」のシールを配布しています。

一方、補助犬の使用者には、補助犬の適切な衛生管理が課せられています。飲食店などで犬と一緒になることに抵抗を感じるかたがいるかもしれませんが、補助犬の役割をご理解いただき、障害をもつかたが、パートナーである補助犬と一緒に、自由に行動できるまちにしていきたいものです。

また、補助犬を見掛けたら、可愛いからといってえさをあげようとしたり、触ろうとしたり、声をかけたりすることは活動の妨げになりますので、静かに見守ってあげてください。

お問い合わせ

人権政策課

ファクス:03-5722-9469

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