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更新日:2015年9月25日

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ワーク・ライフ・バランスについて考えてみませんか (めぐろ区報 平成21年9月25日号に掲載した記事です)

平成21年9月

仕事は、私たちの暮らしを支え、私たちに生きがいや喜びをもたらすものですが、同時に、家事・育児、近隣との付き合いなどの生活も、暮らしに欠かすことができないものです。この生活の充実があってこそ、生きがい、喜びは倍増します。

「仕事の充実」と「生活の充実」を同時に実現し、だれもが、仕事、家庭生活、地域生活、自己啓発などを自らが求めるバランスで展開できる状態にする、これが「ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)」の取り組みです。

昨年来の世界的不況が続き、日本の多くの企業にとっても厳しい状況の中、なぜ今「ワーク・ライフ・バランス」への取り組みが注目されているのでしょうか。それは、「ワーク・ライフ・バランス」の実現が、少子高齢化とそれに伴う労働力の構造的な不足や経済のグローバル化が進む中で、人材を生かし、生産性の高い働き方に転換していくために必要なことだからです。

しかし、実際には「ワーク・ライフ・バランス」に対する理解や普及は進んでいません。20年に都が都内の企業とその従業員を対象に行った男女の雇用に関する調査では、「ワーク・ライフ・バランス」という言葉を「知らない」と回答した人が4割を占めています。また、取り組んでいない企業は半数を超えていました。長引く不況による人員削減などに伴い、残業を余儀なくされているという現実はあるものの、長時間働くことを美徳とする風土や、上司より早く退社できない雰囲気があるなど、課題を抱えている企業がまだまだ多くあることも事実です。

区民一人ひとりが自ら望む生き方をするためには「ワーク・ライフ・バランス」の実現が不可欠です。区では区民や事業者の皆さんと一緒にその方策を考えていく機会として、10月20日(火曜日)にシンポジウムを開催します。学習院大学特別客員教授の木谷宏氏による基調講演や、先進的に取り組んでいる企業の担当者による実践報告のほか、寸劇も交え「ワーク・ライフ・バランス」について多角的に考えていきます。この機会に、皆さんも自らの「ワーク・ライフ・バランス」の在り方を考えてみませんか。

お問い合わせ

人権政策課

ファクス:03-5722-9469

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