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更新日:2015年9月30日

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人権に関する意識調査の結果から (めぐろ区報 平成26年4月25日号に掲載した記事です)

区は基本計画に「人権と平和の尊重」を基本理念として掲げ、誰もが一人の人間として尊重される、差別のない明るい豊かな地域社会の実現を目指しています。

昨年9月、平成18年度に続いて2度目となる「人権に関する意識調査」を行いました。この調査は、区民の皆さんの人権意識や差別についての考え方を把握し、今後の人権問題の課題解決に取り組む基礎資料とするために実施したものです。859人のかたから回答をいただきました。

18年度調査と同様に、(1)人権全般(2)男女平等(3)子ども(4)高齢者(5)障害者(6)同和問題(7)外国人(8)エイズ(9)インターネットの9つを調査項目として挙げました。結果は、(2)の男女平等に関するものを除き、前回調査から大きな区民意識の変化は認められませんでした。

区民意識が一定の方向に変わりつつある「男女平等」に関する設問について詳しく見ると、「男は仕事、女は家事・育児」という考え方に「賛成」または「どちらかといえば賛成」と答えた割合が、前回の34.5パーセントから今回は27.5パーセントと減少しました。このように、性的役割分担の意識が薄れつつある傾向が見受けられました。

また、一般的に女性が職業をもつことについて尋ねる設問では、子どもができても就労は継続すべきという趣旨の回答が、前回の26.3パーセントから今回は32.5パーセントに増えました。そして、子どもができたら仕事を辞め、子どもが大きくなったら再び仕事をもった方がよいという趣旨の回答は、前回の43.5パーセントから今回は29.9パーセントに大きく下がりました。女性の継続的な就労を肯定する意識が広がり始めています。

人権に対する考え方や感じ方は、さまざまな生活環境の中で長い時間をかけて培われてきた人格に、深く関わる事柄です。一朝一夕には変わりにくい側面はありますが、人権を尊重することの重要性を正しく認識し、差別や偏見のない、互いの個性を尊重し認め合う社会を築いていきましょう。

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人権政策課

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