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更新日:2020年8月7日

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誰一人取り残さない未来に向けてSDGsを達成しよう!(めぐろ区報 令和2年7月25日号に掲載した記事です)

SDGs(エスディジーズ)とは

将来、感染症などや気候変動が原因となり、これまでの安定した暮らしができなくなるのではといった切迫感を感じているかたは多いかもしれません。

SDGsは、地球規模のさまざまな課題を解決するための「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」の頭文字で、2015年に国連サミットが全会一致で採択した国際目標です。環境破壊や貧困、格差など一国では解決できない課題を次の世代に残したままでは、いずれ世界が立ち行かなくなるといった強い危機感のもと、「誰も置き去りにしない」を理念に、世界中が共通目標の達成に向けて動き出しています。

SDGsと人権のかかわり

SDGsは、世代や性別を超え、すべての国、すべての社会の人々が人権を享受し、人としての尊厳が守られる持続可能な社会を目指すための17のゴール(目標)と、169のターゲット(指標)から構成されています。
環境や経済など多くの目標が掲げられている中でも、人権は極めて重要な概念となっています。

例えば、働き方改革や女性活躍の推進、多様性の尊重など、あらゆる人々が活躍する社会やジェンダー平等の実現が経済的にも有益なことは明らかです。SDGsは、企業の社会的評価にも影響する普遍的な目標だといえます。

SDGsをより詳しく知るためには、新聞やテレビ、インターネット、学校の授業や仕事を通じて情報を得るほか、楽しみながら学べるカードゲームなどもあります。

誰も取り残さない未来のために

来年開催予定の東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会は、SDGsの考え方を取り入れた初の大会で、多くの企業が協賛しています。

都は時差通勤やプラスチックごみ削減などのSDGsにつながる活動にポイント付与する実証実験を実施しました。

また、区では、これまで平和や人権、男女平等の推進に関する施策や環境負荷の少ない社会づくりなどに取り組んできましたが、SDGsは区政が今後目指していく方向とも重なっています。

すべての人々が安心し、満足して暮らせる世界の実現のためには、行政や企業だけでなく、世界中のパートナーシップで、2030年までのSDGs達成に取り組む必要があります。あなたの何げない行動が、ひょっとしたらSDGsにつながっていくかもしれません。

お問い合わせ

人権政策課

ファクス:03-5722-9469