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更新日:2020年11月6日

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多文化共生社会に向けて(めぐろ区報 令和2年10月25日号(第5面)に掲載)

都内で増加する外国人住民

区の外国人住民は、今年1月1日現在、9,673人で、区全体の人口の約3パーセントを占めています。新型コロナウイルス感染症の影響で、3月以降は減少に転じたものの、それまでは、年々増加傾向にありました。都全体でも、近年、右肩上がりに上昇し、10年前と比較すると、総人口が約7パーセントの増加だったのに対し、外国人住民は約42パーセントも増加しました。
こうした中、多様なルーツを持つすべての人々の人権が守られ、互いの文化や生活習慣を理解し尊重し合う多文化共生社会の実現が求められています。

外国人に必要な配慮は何か

しかし現実には、慣れない日本の暮らしで、言葉や文化の違いに直面し、戸惑っている外国人のかたがいます。例えば、日本語が十分に理解できず、必要な検診を受けられない、防災情報が得られないなど、基本的人権や命に関わる事象が起こるかもしれません。
区は、目黒区国際交流協会(MIFA)と協力し、区職員に「やさしい日本語」の活用を呼び掛けています。やさしい日本語とは、文の構造を簡単にし、漢字にふりがなを振るなどの工夫で、外国人に分かりやすくした日本語のことです。日本語初心者には、やさしい日本語で話し掛け、遠回しな表現を避けるなど、誰にとっても分かりやすい説明を増やしていきます。
また、MIFAはボランティア団体に依頼し、日本語学習支援や互いの言語・文化を学び合うきっかけづくりの場を提供しています。

世界との交流を深める

区は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会への機運醸成の一つとして、区内に大使館のあるケニア共和国と、ホストタウン事業に係る覚書を調印しました。同国出身ランナーと小・中学生の交流事業など、交流を深めいます(交流の様子は、めぐろ観光まちづくり協会ホームページ(下コード)でご覧になれます)。さらに、友好都市である中国北京市東城区、韓国ソウル特別市中浪区とも、三区間交流事業として中学生によるスポーツや文化を通じた交流を行っています。

めぐろ観光まちづくり協会
めぐろ観光まちづくり協会ホームページ

外国人は地域社会の重要な構成員

コロナ禍の中、私たちは今まで以上に国籍を超えて助け合うことの大切さを痛感しています。互いが頼りになる仲間として日頃の地域のつながりを築くことで一体感を生み、誰もが住みやすい地域社会の実現につなげましょう。

お問い合わせ

人権政策課

ファクス:03-5722-9469