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更新日:2013年9月12日

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まちの環境美化に関する行動計画 B まちの環境美化に関する現状と課題

1.地域の主体的な環境美化活動のさらなる活性化

目黒区では、これまでにも区民や事業者による自主的な環境美化活動が進められてきた。平成15年秋に区が実施したアンケート調査の結果をみても、町会・自治会や商店街におけるボランティア清掃活動のほか、住区住民会議・学校・PTA・老人クラブなどにおいても、地域清掃の取り組みが行われている。また、中目黒駅周辺や自由が丘駅周辺のように複数の事業者・商店が連携して美化に取り組む事例などもある。

しかし、こうした個々の取り組みは、その担い手や地域がどちらかといえば限定的であり、活動の継続性や発展性の面で懸念がある。

そこで、すでに行われている取り組みの一層の活性化を図るとともに、新たな活動も育むことにより、区内全域における環境美化に取り組む区民等の輪を一層広げ、条例がめざす清潔で美しく快適なまちの実現を図っていくことが重要である。

2.環境美化活動を通した区民や通勤・通学者のまちに対する愛着の掘り起こし

目黒区は、近年昼間人口が夜間人口を若干上回り、通勤・通学者や買物客など区外から訪れる人も多く、業務都市的な性格も一部持っているが、大半が住宅地で形成され、良好なコミュニティによって支えられている住宅都市である。

定住志向が非常に高く長期居住者が多い一方、地域団体との関わりが薄い短期居住者も区内には少なくない。こうした人々も、地域との関わりが深まれば、まちへの愛着も高まり、ポイ捨ての抑止にもつながると考えられる。

そこで、こうしたコミュニティとのつながりの希薄な人々が気軽に環境美化活動に参加することを通して、普段利用する道路や公共空間への愛着を自然に覚えるような仕組みづくりが必要となっている。

3.子どもたちの美化意識向上に向けた連携

まちの環境美化の推進には、ポイ捨て行動そのものの抑制が第一であり、そのためにはポイ捨てを行わないよう、多くの人にモラルの徹底を図っていくことが重要である。とくに、将来の目黒区を担う子どもたちの、まちに対する美化意識を育むことは、子どもたち自身の行動に対してはもとより、大人に対する影響力の点でもポイ捨て防止に資する部分が大きい。

そこで、子どもたちの美化意識の向上を図るための区・区民・学校の連携も重要となっている。

4.環境美化活動の連携の促進

環境美化活動は、あるまとまったエリアの中において個々の活動をつなげていき、人的な相互協力を推進したほうが、単発的で実施エリアを狭く限定させたままの活動よりも効果的である。また、区内の環境美化活動のなかには、取り組みへの積極性や参加層の広がりなどの点で、他の区域でも参考になる事例が見られる。

そこで、個々の活動の連携を図ったり、それぞれの活動が抱える課題や貴重な経験を互いに交流しあえるような取り組みを、区内の各地で展開させていくことが重要である。

5.まちの環境美化推進の仕組みづくり

「ポイ捨て防止条例」が制定されたことにより、目黒区におけるまちの環境美化対策は、中長期の、戦略性を伴った、より実効性のある取り組みの展開が求められるようになっている。

そこで、目黒区庁内と地域の双方において、まちの環境美化を推進していくための体制の確立が必要となっている。

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環境保全課

ファクス:03-5722-9401