目的・概要
東横線・大井町線の鉄道立体化は、自由が丘駅周辺地区(中心市街地)及び沿線地区における土地の有効利用、公共的空間の創出、鉄道による地域分断の解消、商業及び防災拠点の機能拡充等にとって重要なため、その実現に取り組みます。
ア これまでの経緯
目黒区と世田谷区は、平成12年12月から平成14年12月にかけて「大井町線沿線まちづくり研究会」を設立し、東急大井町線沿線の街づくりの推進と連続立体交差化に関する調査・研究を実施し、平成13年度には、目黒区と東京急行電鉄株式会社の共同で、東急東横線の都立大学から自由が丘駅間について周辺市街地現況の基本調査を行い、調査書をまとめました。
平成14年3月には、自由が丘駅周辺地区の市街地整備と商業の活性化の一体的推進を目的とした「目黒区中心市街地活性化基本計画」を作成しました。この計画では、大井町線・東横線の立体化を重点プロジェクトの一つとして掲げました。
平成15年3月には目黒区、世田谷区、東京都及び東京急行電鉄株式会社の四者は「東急大井町線(緑が丘から上野毛駅間)・東横線(都立大学から田園調布駅間)の道路・鉄道立体化及び沿線街づくりに関する検討会」を設置し、道路と鉄道の立体化及び沿線街づくりの調査、検討をはじめました。その後、平成16年6月に、東京都は重点的かつ計画的に多様な踏切対策を進めるために「踏切対策基本方針」を策定し、東急大井町線(緑が丘から等々力駅付近)・東横線(都立大学から田園調布駅付近)を鉄道立体化の検討対象区間に位置づけました。
これまでの取り組みをまとめ、平成18年2月に目黒区は、「東急大井町線・東横線の道路・鉄道立体化及び沿線街づくりに関する検討状況について」を公表しました。
イ 今後の取組み
目黒区としては、今後も引き続き、東京都の「踏切対策基本方針」(平成16年6月策定)と整合を図りながら、大井町線・東横線の道路・鉄道立体化及び沿線街づくりに関する調査・検討を継続してまいります。
