更新日:2019年12月9日
11月21日(木曜日)、目黒区総合庁舎2階大会議室で、児童虐待防止講演会を開催した。
満員の会場
この催しは厚生労働省が毎年11月に位置づけている児童虐待防止推進月間にあわせ、目黒区要保護児童対策地域協議会が実施する啓発活動の一環として開催したもの。事前に申し込みのあった子育て中の区民など約100名が来場し、講演に耳を傾けた。
松尾伸子 子ども家庭課長
講演に先立ち、主催者を代表して目黒区子ども家庭課長の松尾伸子から「皆様が講演を聞いて、少しでも、ああそうなんだ、話を聞けてほっとしたな、と思ってお帰りになられることを期待しています。また、こういったお話を聞くことで私たち大人が、子どもの安全・安心と、信じる心を育むという気持ちを持っていただければと思っています」と挨拶した。
講師 秋山千枝子氏
小児科医の秋山千枝子氏による講演のタイトルは「親の接し方しだいで変わる子どもの心」。子どもの行動の特徴や接し方のポイント、夫婦や家族で取り組んでいくことを、成長段階に沿って説明された。医学的な観点だけではなく、報道された事例や国や自治体のわかりやすい資料の紹介、子どもの気持ちを表現した数冊の絵本の内容紹介を交えて、わかりやすく講演が行われた。最後に秋山氏からは「子育ての目標は、子どもの自己評価・自己肯定感を高めること。自分はできる力がある、自分を守ってくれる人がいる、ということを子どもがしっかり心の中に持つように育てられたらいいと思います。そこにはやはり子どもを信じてあげること、あなたは大丈夫と思っていただくことがいいと思います。」と話し、最後も1冊の絵本を紹介し講演は終了した。
児童虐待防止講演会の問い合わせ先
子育て支援部 子ども家庭課 子ども家庭支援センター係
電話番号 03-5722-9743
