更新日:2018年4月19日
区内在住の中学生、高校生が編集員となり、若者の視点で目黒区の魅力などを紹介するタウン情報誌「めぐろう」が、平成30年3月に創刊10周年の記念すべき「第10号」を発行した。
「めぐろう」記念すべき第10号を発行
「めぐろう」は平成21年に創刊してから、公募した編集員が企画から編集までを一貫して行い、毎年1号を発行してきた。第10号発行にあたっては、平成29年4月に編集員を募集し、区内在住の中学生・高校生39名が応募。編集員OB、OGからは3名がサポーターとして加わった。月1から2回程度のペースで全体編集会議や取材別のチーム会議が開催され、プロの編集者のもと編集員は取材内容ごとにチームを作り、学校や学年の違う編集員同士が協力して取材、撮影、編集を行い、誌面を作り上げた。
プロの編集者から編集のアドバイス受けながら進めます
平成30年1月14日に開催された第5回全体編集会議に参加した編集員に、(1)編集員に参加したきっかけ、(2)企画出しの際に気を付けていること、(3)他の編集員と作業を進めるうえで気を付けていること、の3点について聞いてみたところ、「(1)中学1年生の頃に学校でめぐろうが配られて、面白そうだなと思って参加しました。(2)自分だけが楽しい記事にならないように、色々な人が見て楽しめる内容になるように気を付けています。(3)相手が年上の場合は敬語で、年下の場合は威圧しないように気を付けています。」と話してくれた。
学校や学年の違う編集員と協力して誌面を作り上げます
また、別の編集員に、(1)めぐろう作成の中で記憶に残っていること、(2)企画出しの際に気を付けていること、(3)他の編集員と作業を進めるうえで気を付けていること、の3点について聞いてみたところ、「(1)めぐろう9号 では大使館に取材に行きました。最初は大使館って何だろうというところからでしたが、知る機会を得て外国にも興味を持ちました。めぐろうを通して、中学校に通っているだけでは、絶対に経験出来ないことを経験することが出来ました。(2)周りの友達の会話などから、中学生や高校生が楽しめそうな話題を取り上げるようにしています。(3)黙っていると馴染めないので、自分から積極的に話しかけるように意識しています。」と語ってくれた。
多くの編集員が学校のイベントやクラブの合間を縫って精力的に活動
この事業は、区の子育て支援事業として実施しているもので、発行物を作成していく過程で様々な人と出会い、仲間同士の支え合いを経験し、主体性や社会性を育むことを目的としている。タイトルの「めぐろう」は、編集員が「巡る」と「めぐろ」を掛け合わせ、「めぐろを巡る」という編集方針から名づけられたもで、編集方針のとおり、編集員である中学生、高校生が自分の足で区内、時には区外にも出向いて、自分たちの興味のあることに着目し、中高生の視点で発信するために、同年代の仲間と協力しながら大人にインタビューを行い、読者の気持ちを考えながら、情報誌を作成している。
会議でも大人相手にしっかり発言する編集員達
本誌は計約7,000部を区内の中学校・高校、総合庁舎、児童館、社会教育館、青少年プラザ、図書館、美術館等で配布する。第10号では節目を記念した歴代編集員インタビュー、「めぐろう」年代記など、過去を振り返る記事も用意されている。
平成30年4月の配本会にて。過去に編集員として活躍したOG・OBもサポーターとして参加している。
この記事の問い合わせ先
子育て支援部 子育て支援課 児童館係 電話番号 03-5722-9861
