更新日:2018年5月10日
かけっこのコツを伝授
5月4日(金曜日・祝日)こどもの日の関連イベントとして、子どもたちを対象としたトップアスリートによる「かけっこ教室」が区立中央体育館で開催され、子どもたち計71人が参加した。講師には元陸上競技日本代表で、現在7人制ラグビーで活躍する寺田明日香氏を招き、子どもたちに速く走れる走り方や動きのコツを指導してもらった。
ボール遊びやカエル飛びで準備運動
はじめに準備運動として、柔軟体操やボール遊びで体をほぐし、続いて「クマさん歩き」「クモ歩き」や「カエル飛び」で体を温めていった。
元気いっぱいのかけっこ
準備運動が終わると、本題の「かけっこ教室」。初めの一歩は、腕をしっかり振って歩くこと、腕をしっかり振っての早歩きやケンケンパとダッシュなど、遊びの要素を取り入れながら基本動作を教わった。そして「速く走るコツ」では、「位置について、「用意」の時は手と足が反対になるよう構える」「しっかり前をよく見て走る」「腕を大きく振って走る」「姿勢良く背中をピンとして走る」を教わり、子どもたちは元気よくダッシュを繰り返していた。
ペガーボールを楽しんだ
最後に、講師と一緒にペガーボール(注記参照)を楽しんだ。これは、遊びながらチームプレイや身体を動かす楽しさを学ぶことで、スポーツ人口の裾野拡大と東京2020大会を目指すトップアスリートから直接指導を受けることにより、次世代を担う子どもたちに東京2020大会への興味を持ってもらうことを目的として行われた。
注記
ペガーボールとは発達障害児のスポーツ指導から誕生したスポーツ。ボールが付着するよう加工されたポンチョを着用した「鬼」にボールを投げ、ポンチョに付着したボールの個数を競うもの。
教室終了後、寺田明日香氏から「保育園や学校などでたくさん体を動かし、友達とコミュニケーションを持つことは発達にとってとても重要なことです。今日の子どもたちはとても元気が良く、私がみんなからパワーをもらった気がします。自分の目標としては、今日触れ合った子どもたちや応援してくれる人たちに、東京2020大会で元気な姿を見せることができるよう頑張ります。」と、メッセージを寄せてくれた。
寺田明日香氏のプロフィール
小学4年生から陸上競技を始め、5・6年生の時に100メートルで全国2位。
高校1年生から3年生では女子100メートルハードルでインターハイ3連覇。
卒業後、北海道ハイテクACに所属し、2008年から2010年日本選手権にて女子100メートルハードル3連覇、2009年には世界陸上に出場。
2013年に現役を引退。結婚出産を経てママさんアスリートとして2016年に7人制ラグビーに競技転向する形で現役復帰し東京2020大会への出場を目指す。
この記事の問い合わせ先
文化・スポーツ部 オリンピック・パラリンピック推進課 電話 03-5722-9361
