更新日:2018年6月15日
6月10日(日曜日)午前9時00分から、目黒区立第十中学校において、第33回小型消防ポンプ操法演技発表会が行われた。
目黒区では震災対策の一環として、災害時において「自分たちの街は、自分たちで守る」という共助理念のもと、区が各地域の防災区民組織に小型消防ポンプを配備している。
出場を待つD級ポンプ
小型消防ポンプ操法演技発表会は、地域の方々がこの小型消防ポンプを用いて災害時の火災被害を最小限に抑えるため、小型消防ポンプの基本操法の向上と普及を図ることを目的として行われている。この小型消防ポンプ演技発表会に出場する隊員は、日頃からの訓練、また、この小型消防ポンプ演技発表会に向け、仕事が終わった後や休みの日など、貴重な時間を割いて訓練を重ねている。
小型消防ポンプはC級(6人編成)とD級(3人編成)の部があり、C級は5組計30人、D級は33組計99人が出場した。また、区内の各町会・自治会や来賓などが大勢応援に駆けつけ、発表会は総勢で約600名となり大いに盛り上がった。
各隊の操法演技に先立ち、主催者を代表して青木英二目黒区長からは、「本日はあいにくの空模様となりました。また、南の海上では台風5号が発生しており、今後の天候が心配されます。本日の発表会では、日頃の訓練の成果をいかんなく発揮し、何よりも事故がなく終了できることを心から願っています。」と挨拶が行われた。
発表会に出場する防災隊員(左)と挨拶する青木区長(右)
安全確実な動作が審査のポイント
続いて、操法演技の審査を行う目黒消防署からは、「この操法演技発表会では、安全で確実な動作について審査します。速さを競うものではありません。」と審査のポイントが説明された。
見事なホース展開
発表会は、D級ポンプの部は3隊同時に、C級ポンプの部は1隊ごとに演技が披露され、審査が行われた。
火点に向かって疾走する指揮者
「わが街」の防災隊が出場すると、地元の町会・自治会からは熱いエールが送られ、演技披露が終了すると、全ての出場隊に会場から盛大は拍手が送られた。
見事、火点に命中
各隊とも、安全で確実な動作を着実に行い、事故もなく無事に操法演技発表会は終了した。
結果発表(優秀技能賞)
D級ポンプの部(演技発表順)
- 鷹番消火隊
- 宮前消火隊
- 八雲町会防災隊
- 大塚山町会防災隊
- グリーンロード隊
C級ポンプの部(演技発表順)
三谷北町会特戦チーム
この記事の問い合わせ先
危機管理室防災課 電話番号 03-5723-8488
