更新日:2018年6月21日
6月16日(土曜日)目黒区の碑文谷体育館で、区内の農家の方が丹精込めて育てた野菜や花などの農産物の品評会・即売会が行われ、会場は生産者の方や買い物客など、多くの人でにぎわった。
丹精込められた農産物
品評会には、トマト、梅、タマネギ、インゲン、ジャガイモ、キュウリ、ナス、ズッキーニ、夏みかん、アジサイ、ヒマワリ、日々草など、様々な野菜や花が出品され、東京都中央農業改良普及センター普及指導員2名とJA世田谷目黒副会長が、色、つや、大きさの揃い、熟度、害虫の被害がないかなどの視点で審査を行ったのち、都知事賞や区長賞などが決定された。出品点数187点の中から、杉村恵子さんが出品した「トマト」が都知事賞を獲得した。
審査の様子
審査員による講評では、「熟度や形の揃いや病害虫が少なかったという点で、昨年と比較して格段に品質が向上しているという印象を受けました。中でもトマトについては、この時期にこれだけの品質のものを出品することはとても難しいことです。タマネギは品種の特徴が良く出されていて、高いレベルの栽培技術を持っているものと思われました。ウメについても病害虫の影響は見られず、高い品質のものが数多く出品されており、ウメの産地に持って行っても堂々と見比べることができるレベルです。」と区内農家が育てた農産物への高い評価が述べられた。出品した生産者は、更なる生産技術の向上を図ろうと、普及指導員の講評に熱心に耳を傾けていた。
都知事賞を獲得したトマト
品評会に出品された農産物や花卉は午後2時から即売されるため、正午すぎには即売整理券を求めるかたの列ができていた。
会場外で行われた農産物直売の様子
また、会場の外では、午前10時から一般の農産物などの販売が行われ、生産者と直売野菜を求める多くの人でにぎわっていた。
この催しは、目黒区農業振興運営協議会と目黒区の共催で、JA世田谷目黒の協力のもと農業者の生産技術の向上や、区民に新鮮な野菜、植木、花卉等の供給を通して都市農業及び都市農地保全の大切さについて感じてもらうことを目的として、夏季と秋季に行われている。区民の方々にとっては生産者から直接、新鮮で安全な野菜などを購入することができる人気の催し物となっている。
生産者との打ち合わせ会で挨拶する目黒区長
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