更新日:2018年10月2日
9月16日(日曜日)、「第42回目黒区民まつり(愛称:目黒のSUNさんまつり)」が、田道広場公園、目黒区民センター、田道小学校で開催された。朝までの雨も上がり、今年も「広げよう出会いの広場」をテーマに、約50,000人の来場者で賑わった。
さんま引換券を待つ長蛇の列
行列の先頭の男性
行列の先頭の男性は、「朝の4時から並びました。このさんま祭は毎年来ています。ここでお友達になった人もいるんですよ。さんまを食べることはもちろん、落語も楽しみなんです。」と話してくれた。
23回目となる今年は、9月に入って気仙沼港への水揚げがない中、ようやく前日に110トンのさんまが気仙沼港で水揚げされ、東京で一番新鮮な約5,000尾のさんまが会場に用意された。開始前から会場周辺には長蛇の列ができ、引換整理用のカラフルなリストバンドを配られた来場者は会場内への案内を心待ちにしていた。
引換整理用のリストバンドを付けてもらった
挨拶を行う青木目黒区長(左)と菅原気仙沼市長(右)
開会式では青木英二目黒区長から、「平成最後の区民まつりが、実り多い秋のひと時となりますよう期待しております。」と挨拶が行われた。
さんまの献上式では、目黒区と友好都市協定を締結している気仙沼市から「気仙沼港で水揚げされた新鮮なさんまの炭火焼き」、同じく友好都市の宮城県角田市から「ひとめぼれ(新米)」、石川県金沢市から「金箔が施された特製の箸」が献上された。また、目黒区と災害時相互援助協定を締結している大分県臼杵市からは「さんまと相性抜群のカボス」が献上された。
さんまの献上式の様子
開会式の後、気仙沼から駆けつけたさんま焼き隊により、大漁祝い歌「どや節」が披露され、威勢のいい歌声に会場は一層おまつりらしい雰囲気に包まれた。
「どや節」披露の様子
脂のたっぷりとのったさんまが炭火の炉に並べられ、一直線に伸びた炉から煙が立ちあがると、今年も目黒のさんま祭が始まったという空気が会場に流れ、順番待ちの列からは「あ、さんまの匂いがし始めたよ。」などの声が聞こえていた。その後、香ばしく焼かれたさんまは、大分県臼杵市産のカボスや気仙沼産の大根おろしが添えられ、来場者の手へと渡された。
脂ののったさんまを炭火で焼きます
待ちに待ったさんまの炭火焼き
絶妙な焼き加減のさんまを手にした来場者からは「大きなさんまだね!」との声が聞かれ、持参した飲み物やおにぎりと一緒に味わう姿も見られた。川崎からきたというご家族は、「朝7時半から並びました。とてもおいしいです!」と話してくれた。
今年も美味しい笑顔に出会えました
さんま祭の会場隣では、ふるさと物産展が行われ、友好都市である宮城県角田市、気仙沼市や石川県金沢市をはじめ、さんま祭にカボスを提供している大分県など、全国各地の名産品が販売された。来場者は地ビールに舌鼓を打ったり、普段なかなか味わえないさんまのすり身汁などのご当地グルメや、とれたての野菜をお土産に購入したりと思い思いに物産展を楽しんだ。
大賑わいのふるさと物産展
さんまのすり身汁の行列は、ふれあい橋まで伸びた
区民センターホールでは、柳かゑるによる落語「目黒のさんま」が行われ、独特の語り口で会場を沸かせていた。また、野外ステージにおいても、和太鼓演奏や南京玉すだれなどが行われ、国籍・年齢を問わず多くの方を楽しませていた。
区民センターホールでのステージパフォーマンス
落語「目黒のさんま」
屋外ステージでのパフォーマンス
そのほか、田道小学校で行われた子ども広場では、落書きハウスやダンボールで作った巨大迷路など子どもが楽しめる催しが用意され、家族連れを中心に多くの方で賑わっていた。
田道小学校の子ども広場
人気の巨大迷路
車いすテニスを体験しよう!めぐろパラチャレンジ開催
目黒区民センター庭球場内では、パラリンピックの競技種目である車いすテニスの体験ができるイベントを開催された。
この催しは、2年後に迫った東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の機運醸成や大会・競技への理解促進を図ることを目的に開催されたもので、車いすテニス体験の他にも、パラリンピック種目であるボッチャ体験やオリンピック・パラリンピックに関するパネル展が行われた。
車いすテニスにチャレンジ
この記事の問い合わせ先
目黒区民まつりについて
文化・スポーツ部 文化・交流課 電話番号 03-5722-9278
めぐろパラチャレンジについて
文化・スポーツ部 オリンピック・パラリンピック推進課 電話 03-5722-9361
