更新日:2018年10月17日
10月8日(月曜日・祝日)、目黒区パーシモンホール・小ホールにおいて、目黒区と石川県金沢市によるジュニア・ジャズ交流コンサートが行われた。
目黒・金沢ジャズで競演
目黒区と金沢市は、歴史的なつながりが深いことから、両都市の友好の絆をさらに深め、両都市間の友好推進及び魅力と活力にあふれたまちづくりを共に進めるために、平成28年10月に覚書を締結し、昨年10月28日に金沢市内の大樋美術館茶室において、友好都市協定締結式を行った。
この交流コンサートは、ジャズという音楽を通じた両都市間の青少年による交流事業を実施することにより、今後の両都市の住民間の友好交流や協力関係の促進を目的に開催された。
青木英二目黒区長の挨拶
交流コンサートの開会にあたり、主催者を代表して青木英二目黒区長から、「様々なご縁があって、昨年、金沢市と友好都市の協定を締結しましたが、これからは次代を担う若い人たちによる交流が重要と考えています。今回は、ジャズによる交流として金沢市からおいでいただきましたが、目黒区でも、来年度には中学生の修学旅行先として、また、小学生による自然体験教室を予定しています。今日のコンサートによって両都市の絆がさらに深まることを期待します。」と挨拶を行った。
幕開けは、東京都立国際高等学校JAZZ部の演奏で始まった。同校JAZZ部は23名の部員がいる。そのほとんどが同校入学時から楽器を始めた初心者とのことだが、「Beyond The Sea」他5曲を見事に演奏した。演奏を終えた生徒は、「公の場での演奏は初めてで緊張したけど、皆と演奏できて楽しかったです。」「同世代の前での演奏は緊張しました。」と感想を話してくれた。
東京都立国際高等学校JAZZ部の演奏
続いて、金沢ジュニア・ジャズ・オーケストラJAZZ‐21の演奏。JAZZ‐21は、2005年5月に誕生し、小・中・高生から成るジュニア・ジャズ・オーケストラ。金沢市民芸術村を拠点に月3回のワークショップと年間約30もの演奏を行っているとのことで、「HUNTING WABBITS」他4曲で圧巻の演奏を披露した。演奏を終えたメンバーは、「初めての会場で緊張しましたが、大勢の観客に聴いていただき、とても楽しかったです。」「都立国際高校の人たちとお昼を食べて交流しました。これからもこうした交流を続けたいです。」と感想を話してくれた。
金沢ジュニア・ジャズ・オーケストラJAZZ‐21の演奏
しらいみちよ「和ジャズ」プロジェクトのステージ
続いて、本日の特別ゲストとして「しらいみちよ「和ジャズ」プロジェクト」が登場。5年くらい前にジュニア・ジャズ・オーケストラJAZZ‐21としらいみちよ氏が東北で共演したときから交流が続いているとのこと。和のジャズをテーマとして「かごめかごめ」他4曲が披露され、プロのボーカルと演奏に客席から多くの拍手が送られた。
フィナーレは、全員による「Sing,Sing,Sing」の合奏。若い世代ならではの新鮮な演奏は、いつまでも「Sing」が続くのでは、との印象を受けた。
全員でSing
「Sing,Sing,Sing」で披露されたドラムリレー
東京都立国際高等学校JAZZ部は、来年1月に金沢市で開催される「JAZZ GATE vol.9 The New Year Jazz Summit」への出演を予定している。
次は金沢で会いましょう!
この記事の問い合わせ先
文化・スポーツ部 文化・交流課 電話番号 03-5722-9278
