更新日:2018年10月30日
10月23日(火曜日)、目黒区総合庁舎本館4階区長応接室において、目黒区と区内の目黒・碑文谷両警察署は、「児童虐待の未然防止と要保護児童の早期発見に向けた警察との情報共有等に関する協定」を締結した。
目黒区と区内の目黒警察署及び碑文谷警察署が対応する児童虐待相談は、年々内容が深刻化し、双方がこれまで以上に緊密に連携しなければ解決できない案件が増加している。
区と区内両警察署は、これまでも、要保護児童対策地域協議会(注記参照)の場などを活用して、連携を図ってきたところであるが、児童虐待の緊急性の有無などを的確に判断するために必要な情報量を増やすなど、より一層連携し、児童虐待対応に取り組む必要がある。
そこで、区と区内両警察署の間で情報共有等に関する協定を締結し、児童虐待の未然防止と要保護児童の早期発見を図ることとした。
注記:要保護児童対策地域協議会
虐待を受けている子どもを始めとする要保護児童の適切な保護を図るため、関係機関等により構成され、要保護児童及びその保護者に関する情報の交換や支援内容の協議を行う会議体。
協定書に署名する青木英二目黒区長
協定を締結するに当たり青木英二目黒区長から、「目黒区の子ども家庭支援センターが、平成29年度に受理した児童虐待対応件数は、173件であり、高止まりの状態が続いている。今後、児童相談所から児童虐待事案のいわゆる「逆送致」が始められる予定であり、区の子ども家庭支援センターの役割は重要なものになってくるため、専門職を増員するなど強化に努めている。この協定も児童虐待防止に対する大きな一歩となるようにしたい。」と決意が述べられた。
協定書に署名する目黒警察署長(右)と碑文谷警察署長(左)
続いて濱野和己目黒警察署長及び木原仁夫碑文谷警察署長から、「虐待ではないかとの相談を毎日のように受けている。今回のこの協定を機に、さらに区や児童相談所と連携を密に取り、情報共有を徹底して、児童の安全確保に取り組んで参りたい。」と発言があった。
協定書取り交わしの様子
最後に、双方が基本協定書に署名を行い、これを取り交わすことにより、協定の締結が完了した。
この記事の問い合わせ先
子育て支援部子ども家庭課 電話 03-5722-9743
