更新日:2019年2月8日
1月30日(水曜日)、自由ヶ丘学園高等学校(所在地、目黒区自由が丘二丁目21番1号)において、目黒区と学校法人自由ヶ丘学園による、「災害時における学校施設の使用に関する協定」及び「目黒区地域防災無線局の設置等に関する協定」の締結式が行われた。
学校法人自由ヶ丘学園とは、平成22年3月8日に「災害時における補完避難所(注記1)」として施設利用する協定を締結していたが、地元住民から「地域避難所(注記2)」として利用できるようにしてほしいとの要望を受け、この度の協定締結に至ったものである。
注記1 補完避難所
避難者が増加し、地域避難所では受け入れきれない場合や地域避難所での生活が困難であると認められる避難者を受け入れる場合に利用する避難所。
注記2 地域避難所
家屋の倒壊や、火災による延焼のため、自宅等に滞在が困難な場合に利用する避難所。
協定書調印の様子
協定書取交しの様子
締結式には、目黒区危機管理室と学校法人自由ヶ丘学園の関係者の他、自由が丘住区住民会議、自由が丘町会、自由が丘住区避難所運営協議会及び自由ヶ丘学園高等学校参集指定職員(目黒区職員)が出席し、互いの顔合わせ等が行われた。
協定の締結にあたり、青木英二目黒区長から「ここ自由ヶ丘学園高等学校では、東日本大震災直後から毎年「春の防災訓練」が自由が丘町会など地域が主体となって行ってまいりました。訓練を重ねるごとにこの地域の防災拠点としての重要性と期待が高まり、地域避難所としての指定が熱望され、今回の協定締結となったところです。また、今回の協定締結に向けて、防災倉庫、避難所表示板の設置、防災行政無線の再整備及び特設公衆電話の整備など自由ヶ丘学園の皆様には、多大なるご協力をいただきました。災害時の混乱した状況に際し、円滑な避難所運営を行っていくためには、何よりも日ごろからの避難所運営協議会の活動や訓練が重要となります。これからも、皆様との連携を強化し、災害に強いまちづくりを進めてまいります。」と挨拶が行われた。
若林 弘吉学校法人自由ヶ丘学園理事長からは、「本校は、この自由が丘の地に創立してから今年で90年を迎えます。この間、地域の皆様方には暖かく見守っていただきました。災害時に学校を開放し地域の皆様の安全を守るということは、学校の重要な役割であると考えています。今回の協定締結により、今まで以上に目黒区の協力が得られるということは、学校にとっても心強いことです。これを機に、目黒区及び地域の皆様方とより一層強い協力関係が築いていけるよう願っています。」と挨拶が行われた。
新たに設置された地域避難所看板前で記念撮影
この記事の問い合わせ先
目黒区危機管理室防災課 電話 03-5723-8488
