更新日:2019年6月4日
5月30日(木曜日)、目黒区内で7か所目、19年ぶりとなる特別養護老人ホームの開所式が開催された。
目黒区では、中重度の要介護者の増加に対応し、入所希望者の長期待機を解消するため、区有地・国有地を活用した特別養護老人ホームの整備を進めてきた。この特別養護老人ホームは旧区立第六中学校南側跡地を活用して、区が選定した事業者による民設民営の特別養護老人ホーム等の整備を支援し完成したもの。
「特別養護老人ホーム目黒中央の家」の外観
開所にあたり、主催者である
香取眞惠子社会福祉法人奉優会理事長の挨拶
来賓として出席した青木英二目黒区長は、「目黒中央の家の特徴は地域貢献であるとうかがっております。この敷地内には約200平方メートルにもなる区の防災備蓄倉庫が併設されており、また、今後は身体機能の改善を図る施設の地域開放も検討しているとのことです。地域のコミュニティの場、健康づくりの場、そして安全・安心の場となることを願っております。さらには、目黒中央の家には事業所内保育所として定員12名が設けられており、内、4名が地域枠として提供されています。赤ちゃんの元気な声がこのホームに響き渡ることは、入居されているご高齢の方にとっても良い刺激になるものと思います。このホームが、都市部における特別養護老人ホームのモデルとなり、目黒区の福祉施設の「中央」として大きな役割を担っていただくことを期待しております。」と、挨拶を行った。
来賓として挨拶する青木英二目黒区長
「特別養護老人ホーム目黒中央の家」の概要
所在地 目黒区中央町二丁目32番23号
運営法人 社会福祉法人奉優会
施設内容
- 特別養護老人ホーム84名
- ショートステイ12名
- 小規模多機能型居宅介護18名(登録定員)
- 事業所内保育所12名
(1)特別養護老人ホーム
入所者一人ひとりの個性や生活リズムを尊重し、自宅に近い居住空間で介護を提供する全室個室のユニット型施設
(2)小規模多機能型居宅介護
通所、宿泊、訪問を柔軟に組み合わせた、一体的なサービスを提供することにより、居宅における生活の継続を支援
(3)防災拠点型地域交流スペース
様々な交流イベントや取り組みを通じて、地域交流の推進を図ります。災害時には、福祉避難所として、介護が必要なご高齢者等の生活の場となる
(4)事業所内保育所
運営法人職員などのお子様だけでなく、地域にお住いのお子様も利用可能
特別養護老人ホームの共同生活室
小規模多機能型居宅の居間・食堂
事業所内保育所
この記事の問い合わせ先
健康福祉部 高齢福祉課 介護基盤整備係 電話番号 03-5722-9607
