更新日:2019年9月10日
9月1日(日曜日)午前9時から、目黒区立目黒中央中学校(所在地:目黒区中町二丁目37番38号)において、令和元年度目黒区総合防災訓練が実施された。
令和元年9月1日(日曜日)午前8時30分に、東京湾北部を震源とする直下地震(マグニチュード7.3)が発生し、目黒区では震度6強を観測。区内全域で、電気・水道・ガス等ライフラインの途絶、家屋の倒壊といった深刻な被害が発生したという想定のもと、訓練を開始。区では、目黒区災害対策本部を立ち上げ、被害状況の情報収集に努めるとともに、参集指定職員が地域避難所に自動参集し、避難所開設の準備を進めた。目黒消防署、目黒消防団、碑文谷警察署、目黒警察署、陸上自衛隊、電気、ガス、水道などの各機関、災害時協定団体、地元の町会・住区住民会議や区民など約750人が参加した。
訓練の冒頭で挨拶する青木英二目黒区長
訓練の冒頭、青木英二目黒区長から開会の挨拶があり、「今日9月1日、今から96年前に関東大震災があり、未曽有の被害が発生しました。このことを風化させないため、毎年この時期に総合防災訓練を行っています。今年も台風や集中豪雨で多くの被害が発生しました。災害により亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、一日も早い復旧をお祈りします。大地震が発生し、火災等の危険性が迫った場合は、こうした地域避難所に避難することになりますが、現在、目黒中央中学校の体育館には冷暖房設備が設置されていません。目黒区では、今年度中にすべての小・中学校の体育館に冷暖房設備を設置いたしますので、もうしばらくお待ちください。地域に置かれましても、各地域での訓練や避難所運営の検討など、引き続きご協力をお願いします。」と述べた。
区職員による避難所開設の説明
その後、主な訓練内容として、避難所開設・運営、安否確認・避難支援、給食、初期消火、応急救護などの区民との協働訓練と、道路障害物除去、医療救護、要救助者救出、応急危険度判定などの機関訓練が行われた。
実践型の様々な訓練が実施された
3年前から実施されている安否確認・避難支援訓練では、実際に要支援者のお宅に伺い、訓練会場まで避難誘導を行った。要支援者に「大丈夫ですか」、「今から車を呼びます」など、こまめに声かけをしながら慎重に車いすを押し、要支援者とその家族を安全に避難誘導する姿が見られた。訓練会場には各要支援者宅から防災行政無線機で連絡が届き、安否情報の収集、車両の手配などが行われた。
災害時要配慮者の避難支援訓練
起震車での地震体験に参加したかたは「震度6弱の揺れでも結構揺れたが、震度7は本当に立っていられないくらいの激しい揺れで、車から降りた後もまだ揺れている感じがします。貴重な体験でした。」と語ってくれた。スタンプラリーに参加して、参加賞をもらった子どもからは「(スタンプラリーは)簡単であっという間だった!電話のところ(特設公衆電話設置所)での訓練が一番面白かった」と元気よく答えてくれ、各々が楽しみながら訓練に参加している様子が見受けられた。
訓練は、最後に原川目黒消防署長の講評をもって無事終了となった。
スタンプラリーで防災グッズをゲット
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危機管理室防災課 電話番号 03-5723-8488
