更新日:2019年12月27日
12月15日(日曜日)、目黒区民センターホール(所在地:目黒区目黒二丁目4番36号)ほかにおいて、「ティーンズ・フェスタ・イン・めぐろ2019」が開催された。この催しは、目黒区在住、在学の中学生・高校生が主体となり企画から開催までを実行委員会形式でおこなうイベント。大人たちと世代を超えて連携を図り、中高生の社会参加と地域の活性化を目的として実施している。
ボランティアで障害福祉施設の製品を販売
挨拶する青木英二目黒区長
第10回目を迎える今回は、「おもし令和(れいわ)スターティン」をスローガンに、東京2020オリンピック・パラリンピック競技の体験や、バンド演奏、ダンス発表、Nゲージ操作体験、募金活動など様々な催しを開催した。中高生が運営スタッフとなり、地域住民や協力団体関係者と協力し合いながら実施した。
午前の部
ホールで行われた午前の部では、初参加のトキワ松学園ダンス部によるチアリーディングが披露された。元気で華麗なパフォーマンスに会場は大いに盛り上がった。ほかにも複数の高校や児童館を利用する中高生のグループが、和楽器演奏やバンド演奏、ダンスなどを披露した。各発表の合間には、実行委員の高校生によるMCで会場を盛り上げ、来場した中高生だけでなく、小さい子を連れた親子なども一緒に手拍子で参加する姿が印象的だった。
オープニングを飾った都立国際高校JapaneseStyle部の演奏
熱のはいったダンスパフォーマンスやバンド演奏
午後の部
午後は会場を体育館に移し、VRフェンシングやボッチャ、車いすバスケット等のオリンピック・パラリンピック競技の体験や目黒区の中高生が作成したオリジナルカルタ「カルタ
VRフェンシングを体験
ボッチャを体験
車いすバスケットボールを体験
オリジナルカルタ「カルタDEめぐろ」
吉田実行委員長のメッセージ
都立高校生で実行委員長の吉田さんは、「ただ楽しむだけでなく、レモネードスタンド活動(小児がん研究支援)、若草リボン基金活動(被災生徒進学支援)など、考えるきっかけとなるようなことに取り組みました。ティーンズ・フェスタを通して、地域の方や児童館スタッフの方、自分とは違う学校に通っている中高生など様々な人と関わり、社会参加することができたと思います」と語った。会場では、中高生が募金活動以外にも障害者福祉施設の製品販売などを販売したり、車いすバスケットボールの体験スタッフを務めていた。話を聞くと「午前中はバンド演奏をしました!盛り上げてもらって嬉しかったです。午後は車いすバスケ体験の案内をします」と語ってくれた。小学校からの友達と高校で出会った友達とで、バンドを組んで出場したと言う。
その他にも、資源分け体験コーナーでは小さい子どもたちが先を競って模擬のごみと資源を分別する姿や、防災用トイレの設置デモンストレーションなどが見られた。
注記:「吉田」の「吉」の字は戸籍名と異なりますが、機種依存文字で使用できないため、常用漢字の「吉」を使用しました。
防災用トイレの設置デモンストレーション
フィナーレ
フィナーレは、都立目黒高等学校ダンス部のリードの下、参加する中高生全員が来場者と一緒に、東京五輪音頭-2020-を踊った。ダンス部の中高生が、小さい女の子に優しく振り付けをリードする様子が会場の空気を温め、和やかにイベントは締めくくられた。
フィナーレの東京音頭-2020-
ティーンズフェスタに関する問い合わせ先
子育て支援部 子育て支援課 東山児童館
電話 03-3791-4613
