更新日:2021年6月23日
令和3年6月20日(日曜日)午後3時から4時30分まで、めぐろパーシモンホール(目黒区八雲一丁目1番1号)で、「めぐろで第九2020+1(プラスワン)」が開催されました。主催は、公益財団法人目黒区芸術文化振興財団。
「めぐろで第九」は、公募区民で合唱団を結成した第九演奏会で、平成14年の当ホール開館以来3年ごとに開催しています。今回は、昨年、新型コロナウイルス感染拡大により開催が見送られた「めぐろで第九2020」の振替公演となります。幸いにも、指揮者、ソリスト、オーケストラ共に昨年と同じ顔触れがそろいました。
めぐろパーシモンホールに「歓喜の歌」が響きわたりました
これまで合唱団は、毎回150名で結成してきました。しかし、今回は、感染対策に万全を期すため公募区民は22名(10代から60代前半)とし、上目黒一丁目にキャンパスのある東京音楽大学の合唱団20名との共演という形で、計42名で結成しました。
合唱団は、本番まで計22回の練習を重ねてきました。対面での練習では、マスク着用のほか、指揮者との間には飛沫防止のパネルを並べるなど感染対策を講じた上で、慎重に行ってきました。また、初めての試みとしてオンラインでの練習を取り入れるなど工夫してきました。
開演前に阿部純(あべやすし)氏から合唱指導を受けた後、パーシモンホールのマークが付いたおそろいのマスクを着用して舞台に上がり、ベートーベン作曲の劇音楽「シュテファン王」序曲Op.117、交響曲第9番ニ短調「合唱付き」Op.125が披露されました。また、より多くの人に鑑賞してもらうため、ライブ配信も行われました。事前に販売したチケットは完売で、約500人余りが来場しました。
合唱指導を行う阿部純(あべやすし)氏
本番前の発生練習
合唱団に参加した男性は、「めぐろで第九は、オーケストラの生演奏で歌える貴重な機会だと思います。「第九」は難しい曲ですが、丁寧に指導していただき、歌うことがさらに楽しくなりました」と語っていました。同じく参加者の女性は、「以前この合唱団に参加したことがきっかけで合唱が好きになりました。合唱団で出会った人たちと一緒に、合唱の活動を行うようになりました」と語っていました。また、東京音楽大学合唱団の学生は、「公募区民の方々は、とても素晴らしい歌声でした。一緒に歌うことができて楽しかったです」と話していました。
終演の後、「めぐろで第九合唱団」は、解団式を行いました。
休憩時間に記念撮影
ポーズを決めて
この記事の問い合わせ先
公益財団法人目黒区芸術文化振興財団めぐろパーシモンホール
電話:03-5701-2913
