更新日:2014年1月31日

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目黒のみち 八雲通り

「目黒のみち」は、「月刊めぐろ」1972年3月号から1984年2月号の掲載記事を再構成し編集したものです。

目黒のみち 八雲通り

区内を縦断する目黒通りの前身は、二子道と呼ばれていた。昭和9年から昭和40年にかけて徐々に整備され、広く真っすぐな道になったが、以前は、途中、何か所かで大きく迂回する、かなり曲がりくねった道であった。

八雲通り

さて、この道路整備の際、目黒通りから取り残されたうかい部分の一つが、柿の木坂の下、東横線のガード付近から氷川神社の参道に向かって、大きく弧を描いて走る道。沿道に古社寺が連なり、近年まで数百年間にわたって、旧衾村地域のメインストリートとして栄えてきたこの通りを、昭和初期まで、乗り合い馬車がラッパを鳴らしながら、行き交っていたという。

なお、「八雲通り」の名は、戦後、商店会結成時に付けられたもの。この通りに初めて開店した商店の2階で、文豪国木田独歩が青年時代を過ごしたともいう。

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