トップページ > 区政情報 > 広報 > めぐろ区報 > めぐろ区報連載記事 > ひとめぐり(めぐろで活躍する人を紹介) > ひとめぐり 令和6年度 > ひとめぐり「目黒囃子東が丘保存会代表 須藤和子さん・目黒ばやし自緑保存会代表 栗山祐司さん・目黒門前囃子保存会代表 藤田裕介さん」(令和6年8月15日号)

更新日:2024年8月13日

ページID:16020

ここから本文です。

ひとめぐり「目黒囃子東が丘保存会代表 須藤和子さん・目黒ばやし自緑保存会代表 栗山祐司さん・目黒門前囃子保存会代表 藤田裕介さん」(令和6年8月15日号)

ひとめぐりは、目黒区で活躍するかたにスポットを当てて紹介する、めぐろ区報の連載記事です。

令和6年8月15日号 vol.36
目黒囃子東が丘保存会代表 須藤和子さん
目黒ばやし自緑保存会代表 栗山祐司さん
目黒門前囃子保存会代表 藤田裕介さん

プロフィール画像

プロフィール

須藤和子さん(写真左)
昭和40年結成。現在は25人が所属。氷川神社の祭礼をはじめ、東が丘、八雲地区を中心に、区内の行事や各種イベントに参加している。

栗山祐司さん(写真中)
昭和24年結成。現在は13人が所属。熊野神社の祭礼などに参加するほか、小・中学生による目黒ばやし子ども教室の指導など、次世代の育成にも力を入れている。

藤田裕介さん(写真右)
昭和30年結成。現在は20人が所属。碑文谷八幡宮の祭礼をはじめ、碑文谷地区を中心に、区内の行事や各種イベントに参加している。

 

江戸から継がれた神事の演奏を楽しんでもらいたい

江戸時代に生まれ目黒の地で広まった「目黒ばやし」

神社の祭礼で、太鼓・笛などを演奏する祭ばやし。江戸時代、年々祭礼が盛んになり、神田ばやしの流れをくみ、区独特の郷土色を加えたのが目黒ばやしです。楽器は小太鼓のシラベ、大太鼓のオオドウ、篠笛のトンビ、鉦(かね)のヨスケからなり、十曲あまりが伝えられています。
現在、目黒ばやし自緑保存会、目黒門前囃子保存会、目黒囃子東が丘保存会の3団体が、目黒ばやし保存団体として区指定無形民俗文化財に認定され、区内の各地区の祭礼などで演奏を行っています。

時代を超えて継がれていく「目黒ばやし」の魅力

須藤さんは25年、栗山さんは35年、藤田さんが50年と、時代を超えて、目黒ばやしに携わってきました。3人に目黒ばやしの魅力を伺うと、栗山さんは「祭礼で奏でていると神聖な気持ちになれます」。須藤さんは「年齢に関係なく世代を超えて楽しめることですね」。藤田さんは「同じ志の仲間と文化を守り継ぐことに誇りを持っています」。三者三様の答えでしたが、伝統を受け継ぎ、多くのかたに目黒ばやしの魅力を知ってもらいたいという気持ちと熱意は同じです。

目黒囃子東が丘保存会
目黒囃子東が丘保存会の演奏風景

江戸から令和、そして未来へと文化をつなぐ

次世代へつなぐことにも力を入れている保存会。
「小学校に出向いて演奏しています。おはやしの楽しさを実際に感じてもらうことが一番ですから」と話すのは栗山さん。
幼少時に参加していたメンバーが、大人になって戻ってくることもあり、「そういうかたは思いが強いので、会の大きな力になっています」と藤田さんが続けます。

目黒ばやし自緑保存会
目黒ばやし自緑保存会の演奏風景

 

おはやしの音に触れてほしい

8月下旬から9月中旬に行われる氏神様の例大祭で、各会の演奏があり、目黒ばやしに触れられる絶好の機会です。
区民の皆さんへのメッセージを伺うと、「おはやしの笛や太鼓の音に足を止めて耳を傾けてほしいです」と、実際に音に触れ楽しんでもらうことを、皆さん何より望んでいらっしゃいました。

目黒門前囃子保存会
目黒門前囃子保存会の皆さん
 

(注記)区指定無形民俗文化財認定の3団体の代表のかたを紹介。区内では、その他の団体も活動しています

 

お問い合わせ

広報課 (区報担当)

ファクス:03-5722-8674