更新日:2022年7月7日
春から秋は、山や川、湖、海など、アウトドアでのレジャーを楽しむ機会が増える季節です。アウトドアレジャーは、開放的で楽しい半面、自然だからこそのリスクがあります。アウトドアでの事故を防ぐためには、自然をよく知り、そのリスクを理解しておきましょう。
海で遊ぶとき
天気に注意しましょう
- 海に行っている間の天気は良いですか?途中から天気が下降気味であったり、悪天候が予想されているときは延期や中止をしましょう。
- 海で遊んでいるときは、天候の変化や海の状態に注意しましょう。波が高くなってきたら海から上がりましょう。雷や黒い雲が見えたとき、急に風が吹いてきたときは海が荒れるサインです。また急に潮が引いたときは津波のサインです。すぐに避難しましょう。
海の地形や特性を知っておきましょう
- 海の中はどこで同じように見えていませんか?海底の地形によっては、水の流れが速く、深い場所があります。
- 波は浜辺に寄せるだけだと思っていませんか?「離岸流」は、海岸に打ち寄せた波が沖に戻ろうとする時に発生する強い流れのことです。穏やかな海水浴場でも離岸流は発生しています。離岸流にはまると、あっという間に浜辺から数十メートルから数百メールも流されます。流れから横方向に泳いで離岸流から逃げぎましょう。
- 海の石はすべりやすいものです。石にはコケが付いていたりことも多く、すべった後に流される危険があります。
- 浜辺や岩場の大きな岩は安定していると思いますか?海は常に変化しています。大きな岩でも実はぐらついていて転がる可能性があります。
- 水辺の茂みは陸でしょうか?草が生い茂っている水際は、足元が見えません。中に踏み入った時には水の中であることも多くあります。
海水浴・水辺遊びの準備とマナー
- 海に入る前に地形などを下見しましょう。
- 水上バイクなどの小型船舶やバナナボートに乗るときは、すべらないウォーターシューズやライフジャケットは必ず身につけましょう。
- 日ごろからご家庭で、子どもだけの海水浴・水辺遊びは、大変危険であることを伝えておきましょう。
- 危険な場所での水遊びや、子どもだけの海水浴・水辺遊びを見つけたら、積極的に注意しましょう。
- 浜辺で水遊びしているときは、子どもから目を離さないようにし、浮き輪などを使用していても、安心せず、注意を怠らないようにしましょう。
- 海に流されたサンダルなどは追いかけないようにしましょう。
- 普段泳げる人でも、飲酒した状態では平衡感覚が鈍ったり、正常な判断ができなくなったりして大変危険なので、飲酒して海に入るのは絶対にやめましょう。
水上バイク・小型ボート・ヨットを楽しむ人のマナー
- 法規(海上衝突予防法、海上交通安全法、港湾規則)、地域条例やローカルルールに従いましょう。
- おおむね2馬力以上の推進機関のある長さ3メートル以上の船舶には船舶免許が必要です。無免許運転をしたり、免許のない人に貸したりしないでください。違反した場合、罰金や懲役などの刑罰があります。
- 海水浴場や水泳場への乗り入れは絶対に行なわない。
- 悪質な改造等による騒音レベルの高い水上バイク・ボートは乗らないようにしましょう。
- 早朝や人家の多いところでは乗らないようにしましょう。
- 操業中の漁船に近づいたり、船舶の多い水域での航行は止めましょう。
- 釣り人やダイバーの近くでは走らないようにしましょう。
- 定置網や養殖場、水道水取入れ口には近づかないようにしましょう。
- 港内や航路、また岸近くではスピードを落とし、他船等に引き波で迷惑をかけない。
- 迷惑駐車を止めましょう。
- 不必要な空ぶかしやアイドリング保持はやめましょう。
関連するウェブサイト
高潮防災総合情報システム(高潮防災情報の提供)について(東京都港湾局)
