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日源上人五重石塔 区指定有形文化財(歴史資料)
日源上人五重石塔
指定年月日
昭和55年4月15日
時代・年代
江戸時代 寛永(かんえい)13年(1636年)
公開の有無
屋外
所在地
目黒区碑文谷一丁目22番22号 円融寺(えんゆうじ)
交通
東急バス渋71系統(渋谷駅東口から洗足駅)円融寺(えんゆうじ)前バス停下車6分
解説
日源上人(にちげんしょうにん)五重塔は、高さ3.4メートル、安山岩で作られています。二重の基壇(きだん)の上に、須弥壇(しゅみだん)状の台石を置き、その上に五重の石塔を設置しています。
現在天台宗の円融寺(えんゆうじ)は、もともとは天台宗の法服寺(ほうふくじ)として創建されましたが、鎌倉時代に日蓮宗に改宗し法華寺(ほっけじ)と名を改めます。
弘安(こうあん)6年(1283年)にこの改宗を行った日源上人(にちげんしょうにん)は、正和(しょうわ)4年(1315年)に没します。
しかし、追善供養も営まれず、遺骨も祭られないままになっていたため、寛永(かんえい)13年(1636年)に供養碑を建て、さらに文化(ぶんか)11年(1814年)に整備したのが現在の石塔です。
昭和49年(1976年)、新本堂などの建築に伴い現在地に移設されました。塔の中心部地下から骨灰(こつばい)と思われるものを納めた壺や茶碗、湯呑、などが発見され、すべて現在の塔の下に納められました。
お問い合わせ
生涯学習課 文化財係
電話:03-5722-9320