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木造金剛力士像 東京都指定有形文化財(彫刻)
金剛力士像 阿形
金剛力士像 吽形
概要
指定年月日
昭和44年3月27日
時代・年代
室町時代 永禄(えいろく)2年(1559年)
公開の有無
屋外
所在地
目黒区碑文谷一丁目22番22号 円融寺(えんゆうじ)(仁王門内)
交通
東急バス渋71系統(渋谷駅東口から洗足駅)円融寺(えんゆうじ)前バス停下車6分
解説
阿形(あぎょう)像は高さ211センチメートル、吽形(うんぎょう)像は高さ205センチメートルの一対の金剛力士(こんごうりきし)像です。
寄木造(よせぎづくり)、黒漆塗りで、刻彫の眼に銅板をあてています。髪は高くひとつに結び元結紐(もとゆいひも)を大きく花結びにして、天衣をかけ、裳(も)と腰布をつけています。
仕上げ彫りのあとがなく刀痕の粗い作風です。像内に納められた書付などから、永禄2年(1559年)に鎌倉扇谷(かまくらおうぎがやつ)の仏師大蔵法眼(ぶっしたいぞうほうげん)が制作したことや、慶長(けいちょう)17年(1612年)に彩色補修がされたことなどがわかっています。
江戸時代中期には、碑文谷の黒仁王として江戸市民の信仰をあつめ、賑わいました。
お問い合わせ
生涯学習課 文化財係
電話:03-5722-9320