トップページ > 文化・スポーツ > 歴史・文化財 > 文化財 > 目黒区にある指定文化財 > 東京都指定文化財 > 彫刻 > 木造金剛力士像 東京都指定有形文化財(彫刻)

更新日:2013年9月18日

ページID:2999

ここから本文です。

木造金剛力士像 東京都指定有形文化財(彫刻)

金剛力士像阿形の写真
金剛力士像 阿形

金剛力士像吽形の写真
金剛力士像 吽形

概要

指定年月日

昭和44年3月27日

時代・年代

室町時代 永禄(えいろく)2年(1559年)

公開の有無

屋外

所在地

目黒区碑文谷一丁目22番22号 円融寺(えんゆうじ)(仁王門内)

交通

東急バス渋71系統(渋谷駅東口から洗足駅)円融寺(えんゆうじ)前バス停下車6分

解説

阿形(あぎょう)像は高さ211センチメートル、吽形(うんぎょう)像は高さ205センチメートルの一対の金剛力士(こんごうりきし)像です。

寄木造(よせぎづくり)、黒漆塗りで、刻彫の眼に銅板をあてています。髪は高くひとつに結び元結紐(もとゆいひも)を大きく花結びにして、天衣をかけ、裳(も)と腰布をつけています。

仕上げ彫りのあとがなく刀痕の粗い作風です。像内に納められた書付などから、永禄2年(1559年)に鎌倉扇谷(かまくらおうぎがやつ)の仏師大蔵法眼(ぶっしたいぞうほうげん)が制作したことや、慶長(けいちょう)17年(1612年)に彩色補修がされたことなどがわかっています。

江戸時代中期には、碑文谷の黒仁王として江戸市民の信仰をあつめ、賑わいました。

お問い合わせ

生涯学習課 文化財係