トップページ > 文化・スポーツ > 歴史・文化財 > 文化財 > 目黒区にある指定文化財 > 東京都指定文化財 > 建造物 > 旧崇源院霊屋宮殿 東京都指定有形文化財(建造物)

更新日:2015年4月10日

ページID:3001

ここから本文です。

旧崇源院霊屋宮殿 東京都指定有形文化財(建造物)

旧崇源院霊屋宮殿の写真
旧崇源院霊屋宮殿

指定年月日

平成27年3月16日

時代・年代

寛永5年(1628年)

公開の有無

非公開

所在地

目黒区中目黒五丁目24番53号 祐天寺(ゆうてんじ)

解説

旧崇源院霊屋宮殿(きゅうそうげんいんたまやくうでん)は、2代将軍徳川秀忠(ひでただ)の正室であり3代将軍徳川家光(いえみつ)の生母である江(ごう)(崇源院(そうげんいん))の位牌を納めて祀(まつ)るために、寛永5年(1628年)に造られました。仏像や位牌(いはい)などを安置する厨子(ずし)のうち、小建築的なものを宮殿(くうでん)と言います。

この宮殿(くうでん)は宝台院(ほうだいいん)(静岡市)という寺の崇源院霊屋(そうげんいんたまや)に安置されていまいたが、18世紀前半に宝台院の崇源院霊屋(そうげんいんたまや)が整理された際、祐天寺へ寄贈され現在に至ります。

正八角形を基本とする変形六角形という特徴的な形は、徳川将軍家夫人の宮殿(くうでん)に限定的に用いられたものと考えられています。芝増上寺(しばぞうじょうじ)の徳川家霊廟(れいびょう)にあった類似の宮殿(くうでん)は戦災で焼失しているため、この宮殿(くうでん)は徳川将軍家夫人の宮殿(くうでん)の現存例として貴重です。

宮殿(くうでん)全体を豪華に装飾している多種多様な飾り金具には、それぞれに繊細な文様が施されていて、江戸時代初期の技術的な高さを見ることができます。

お問い合わせ

生涯学習課 文化財係