更新日:2008年2月1日

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サルモネラ属菌の特徴

サルモネラ・エンテリティディスの特徴

  • 5度から46度で発育し、30度から40度で活発に増殖します。条件が良いと5時間で50万倍にも増加します。
  • 動物の腸管内や下水等広範囲に分布しています。特に卵の汚染による食中毒が増えています。
  • 現在ではサルモネラ食中毒の60パーセントから70パーセントがSEによるものとなり、特に鶏卵を原因とするSE食中毒が年々増加し、多発傾向が続いています。
  • サルモネラ食中毒は1,000個以下の少量で発症することもあります(大事件になりやすく1件で患者数が1万人を超える事件もありました)。

サルモネラ・エンテリティディスの鶏卵への汚染経路

サルモネラ・エンテリティディス(SE)による食中毒では、特に鶏卵内部のSE汚染が問題になっていますが、鶏卵へのサルモネラ汚染は主に2つの経路があると考えられています。

経路その1

親鶏の卵巣に保菌されていたサルモネラが卵黄に付着したまま排卵され、産卵された時点ですでにサルモネラが卵内に存在する場合です。

経路その2

産卵後、親鶏の便に汚染され、卵殻を通じて外部から卵内へサルモネラが侵入する場合です。

卵の保存

このように卵内にSEが存在する可能性を念頭において、購入した卵は冷蔵庫で保存する、卵の割り置きは絶対にしない等、卵の取扱いには十分気をつける必要があります。

お問い合わせ

生活衛生課

ファクス:03-5722-9508