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更新日:2008年4月1日

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食品衛生 苦情処理事例集 事例11 パンにネズミの糞が入っていた

パンを食べていたら中から黒いものが出てきた、ネズミのフンではないか


パンに黒い異物


スグリの実

左の写真は、苦情品の外観です。黒い異物が中に練り込まれています。最初は右の写真の「カレンズ」が、オーブンで焦げたものかと思いましたが…


パンに混入した異物


グリスの小麦粉が混ざったもの

比べてみるとどうも違います。しかも、生地の中に入り込む機会もありません。右の写真が、ミキサーのシャフトから採取したグリス(に粉が混ざったもの)です。

おや?なんだろう

立入り調査をしたところ、最初は「黒い異物」として他のパンに使われている「カレンズ(スグリの果実を干したもの)」の焦げたものが疑われました。

しかし、実際にオーブンで焦がしたカレンズと苦情品を比較してみると、外観や物性が違うようですし、また、オーブンの中でパンの「底」に付着する可能性はありますが、工程上、中に練りこまれる可能性は無いことが判りました。

さらに製造工程を検証したところ、1台のパン生地ミキサーのシャフトに、グリスと小麦粉等の粉が混ざり合ったものが、多量に付着しているのが確認されました。

つまり、ミキサーに必要以上にグリスを塗ってしまったため、粉をまきこんで、ちょうど練っている生地の中に落ちてしまったと推測されました。
製造者に対して、機械設備の管理に充分注意するよう指導しました。

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