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更新日:2024年3月5日

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蚊やダニは感染症を媒介(なかだち)することがあるため気をつけましょう!

蚊やダニが媒介(なかだち)する感染症

病原体を保有する蚊やダニに刺されることによって起こる感染症のことです。

蚊が媒介する感染症には、日本脳炎・デング熱・チクングニア熱・ジカウイルス感染症・黄熱・マラリア(原虫疾患)などがあります。
これらの感染源は主に熱帯、亜熱帯地域で流行しています。
日本においては、日本脳炎以外は海外からの輸入感染症としてみられています。

ダニが媒介する感染症には、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)・ダニ媒介脳炎・日本紅斑熱・つつが虫病などがあります。

どのような症状がありますか?

  • 蚊やダニが媒介する感染症の多くは、蚊に刺されて2日から14日後に発症します。症状は、発熱、頭痛、関節痛・筋肉痛、倦怠感などです。吐き気やおう吐、発疹などの症状もあります。
  • 重症になるものから、感染していても症状がないか、症状が軽症のため気付きにくいものまで、疾患によって症状の程度は異なります。
  • また、ジカウイルス感染症のように、出生児や胎児に影響のある感染症もあります。

どのような感染予防が必要ですか?

蚊やダニに刺されない工夫

日本でも海外でも蚊やダニに刺されないよう工夫が大切です。
特に、山や草むらに入る時、流行地域を渡航される時は、長そで長ズボンを着用する、素足でのサンダル履きを避ける、虫よけ剤を適切に使用する、明るい色の服を着る(ダニ対策)など、工夫を十分に行いましょう。

環境の整備

蚊が発生しにくい環境を整えることも大切です。
日本では、5月中旬から10月下旬までが、蚊の活動が活発になる時期です。次のページでは蚊が発生しやすい環境や対策を説明しています。

こんなところが蚊の発生源

ワクチンなどの予防対策

日本脳炎、黄熱にはワクチンがあります。
マラリアは医師の処方による予防内服があります。
流行地域を渡航される場合は、渡航前に現地での流行状況等最新情報をご確認のうえ、必要なワクチン接種は済ませるなど、予防対策をとりましょう。

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お問い合わせ

感染症対策課 感染症対策係

ファクス:03-5722-9890