更新日:2020年7月16日
会社情報
「大商不動産」の外観
所在地
目黒区祐天寺二丁目3番11号
代表取締役
菅野 哲介
電話番号
03-3794-3411
所属商店街
祐天寺商店会
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不動産屋は住まいの仲人。人と人の繋がりを大切に
代表取締役の菅野 哲介さん
「不動産業はモノを売る商売ではありません。この仕事の醍醐味は人とのお付き合いのなかで生まれる信頼関係。この人のためならひと肌もふた肌も脱いであげようと思えたときの喜びは何にも変えがたいですね」とは「大商不動産」代表取締役の菅野哲介さん。東急線・祐天寺駅前にある店舗で約37年もの間、祐天寺の町を見守り続けてきた町の重鎮のひとりです。
創業は1974年。銀行マンを経て24歳のときに、ひとつ先の学芸大学駅前で不動産屋「大丸」を営んでいた実父とともに「大商不動産」をスタート。当初は「大丸」の一部門として展開していましたが、その10年後に祐天寺に独立移転し、現在に至ります。「人の流れのようなものに身を任せながら人と人との輪を取り持ってきました。私ども不動産屋は住まいの仲人。その仲人業を完璧に務めるために、人と人との仲だちから新生活、別れまでひと通りのことをやってきましたね」としみじみ。
スタッフの提案で設けたペット用足洗場
この40年で町も大きく様変わりしましたが、「祐天寺はもともと寺社町ですが、いまのこの町は古いものと新しいものが混在して融合している感じでしょうか。むかしは市場の食べ物屋や雑貨店が流行り、そこから魚屋や八百屋が増え、やがてスーパーが進出。最近では古着屋や居酒屋が多く出店していますが、今回の新型コロナウイルスの影響で、また町が変わっていくでしょうね」と振り返ります。
取り扱う不動産物件も、30年ほど前は学生向けの風呂なし単部屋(1K)が多かったそうですが、現在では「ユニットバス付きのワンルームから少し広めの1LDK、2DKが多く、やがてファミリータイプが主流に落ち着いていくのではないでしょうか。ただ、祐天寺は中目黒に近いこともあって、20代女性の人気も高く、弊社の女性スタッフの提案でマンションをペット可、さらにちょっとした足洗場・オゾン発生器等を設けたら、即全入居になった物件もありましたね」と最近のニーズにもしっかりと対応している様子です。
貢献と奉仕の精神で区内のボランティア活動にも精力的
店内の様子
その一方で、菅野さんは祐天寺商店会の会長も務めていますが、「実は自宅が碑文谷にある関係で学芸大学の商店会のほうが所属が長いのです。青年部長の2代目を務めました。祐天寺商店会はここ5年ぐらい。昨年は駅前で音楽イベントを開催したり、夏恒例の祐天寺の盆踊りは毎年大盛況ですが、新型コロナウイルスの影響で残念ながら今年は中止。今後、商店会で催し物をするにしても、どういう形がいいのか。町をどう支えていくかみんなで考えていかなくてはなりませんね」。
そんな菅野さんの企業哲学は「真面目。何と言っても人のために最善を尽くすこと。それに尽きますね」。新型コロナウイルスの影響下にある現在においても、着実にできることを推進しているようです。「2週間から3週間に1回の頻度で、いまの状況について家主さんにアプローチし、いまのニーズはこういう状況ですよと、現状への理解を求めています。これから社会や生活のあり方が大きく変わるでしょうし、家主さんたちもそれに合わせて変わっていかなくてはならないと思うのです」。
商店街の風景
社会奉仕団体であるライオンズクラブにも所属し、薬物乱用防止の啓蒙活動なども行っている菅野さんですが、目黒区内でのボランティア活動にも精力的です。東京都宅地建物取引業協会の目黒区支部で総務副委員長を務め、目黒区役所内に開設された不動産関連の無料相談所で相談員を担当するほか、目黒区保護司会にも所属。
「保護司として、刑期を終えた人が出所してくる前に、前に居住していた場所に迎え入れて大丈夫かどうかの環境調整を行っています。すべては貢献と奉仕の精神ですよ」。
ここに、菅野さんが町でも商店会でも頼りにされる理由が垣間見えました。
お問合せ
このページは、産業経済・消費生活課商店街振興係が担当しています。
所在地 〒153-8573 目黒区上目黒二丁目19番15号
電話 03-5722-9881
ファックス 03-5722-9169
