更新日:2021年7月16日

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元気なお店、活気ある事業所をご紹介します「Ka Momi O Ka Moana Pakipika(カ モミ オ カ モアナ パキピカ)」

店舗情報


「Ka Momi O Ka Moana Pakipika」の外観

所在地

目黒区八雲一丁目2番1号

代表

清水Kuumomi篤子

メールアドレス

kuumomi0208@gmail.com

所属商店街

柿の木坂商和会

本場ハワイ伝統のフラダンスを伝えたい

東急線・都立大学駅から徒歩5分の「カ モミ オ カ モアナ パキピカ」はハワイ伝統の踊りを気軽に楽しめるフラダンス教室。ハワイ島・コナにある「Kahula O Ka Moana Pakipika(カフラ オ カ モアナ パキピカ)」の姉妹校で、同教室を主宰する清水Kuumomi篤子さんはこれまで何度もハワイ島・コナに通い、現地の先生、Tis’a Moana Kalili(ティサ モアナ カリリ)さんに師事し、本場のフラダンスの修行を行ってきました。
清水さんがフラダンスの世界に魅了されたのは25年前のこと。当時は航空会社で国際線の予約の仕事をしていましたが、初めて訪れたハワイで運命的な出逢いを果たします。
「ビッグアイランド(ハワイ島)で一瞬にしてフラダンスの虜になりました。当時、フラダンスといえば日本ではご年配の方の娯楽というイメージでしたが、本場のそれは全然違ってみえたのです」
日本に帰国後、さっそくフラダンス教室などに通うことにしますが、趣味として3年ほど習っているうちに、うまく踊らなければならない、間違えないようなしなければならないという思いに、フラダンスを純粋に楽しめていない自分に疑問を感じるようになりました。「なぜ、ハワイではみんなあんなに楽しそうにイキイキとフラダンスをしているのだろうか?」


代表の清水Kuumomi篤子さん


ハワイの打楽器「イプヘケ」

自身のカラダで確かめるべく再びハワイに向かい、現地のフラダンスの先生の教室を訪れました。
「突然の訪問にもかかわらず、「COME!一緒に踊ろう!」と言われたんです。でも、私はスカートも履いていないしと言うと、「フラは気持ちで踊ればいい」と練習に参加させてくれ、列の真ん中に入れてくれました。戸惑う私に「あなたは踊れないからここ(センター)へ。左右に仲間がいて踊るから真ん中に入って周りから力をもらいなさい」と。その瞬間、これだと思ったんですよね」
すっかり本場ハワイのフラダンスにハマった清水さんはその後、Tis’a Moana Kaliliさんに弟子入り。定期的にハワイに通って、現地のステージに立つことも。そんな清水さんの熱心な姿が師に認められ2006年、Tis’aさんがハワイ島・コナで運営する「Kahula O Ka Moana Pakipika」の姉妹校として、新規オープンする東京校を任されることになります。
「最初は自分は教えるよりも踊っている方がいいと断りましたが、Tis’aさんに「先生になるべき人は、なるべくときになる」と諭されて、考え方を変えてやってみることにしました」
東京校とはいうものの、当初は決まったスタジオが用意されていたわけではなく、目白や高田馬場、恵比寿などの公共施設、学校などでスペースを借りてレッスン教室を展開。そして2019年5月にここ、目黒にスタジオをオープンします。

人生、すべてが出逢うべくして出逢っている

ガラス張りの開放感あふれる教室のエントランスを入ると、すぐその場にワンフロアのスタジオが広がりますが、実はこの場所はもともと清水さん自身の生家だったそうです。
「両親がこの町で60年ほどクリーニング店を営んでいて、私はここの2階で生まれ育ったのですが、80代になった母がそろそろ店を畳むと言うので、リフォームして父母の残した土地でフラダンス教室を開くことにしたんです」
教室に通ってくる生徒さんは4歳から80代までと世代も幅広く、取材のこの日も、店の前を通りがかった近所の子供達が店内を覗き込んで清水さんの姿を見ると、親しみを込めて手を振ってきます。オープンからはや2年。すでに地域で愛されるスタジオになっているようです。
「われながら昔ながらの近所のお節介おばさんみたい。子どもの頃からこの商店街で育っているので、周りが顔見知りばかりで自然と仲間に入れていただけました。商店会にも入って、今後もこの街を盛り上げるように貢献できればと考えています」


柿の木坂商和会の風景


見ている人も笑顔になれる魅力があります

これまでの人生を振り返って感じるのは巡り逢いの不思議です。
「航空会社に勤めていたからこそハワイも身近だったし、自分が生まれ育った場所でいまフラダンスを教えているのも、これまでの人生がひとつのレールで繋がっているような感じがしています。人生、出逢うべきものに出逢うべきときに出逢って、いまがある。世の中、そういうサイクルになっているような気がしますね」
そんな清水さんが日々のレッスンで大切にしているのはハワイ伝統のフラダンスの精神。
「フラダンスを楽しく踊っているダンサーからは自然と笑みが浮かぶものです。踊っている方も楽しいし、その姿を見ている人もハッピーな気持ちになれる。うまく踊らなきゃとか、みんなと揃えて踊らなきゃとかはありません。自然に楽しさや笑顔が伝わっていくのです。あと、フラダンスの曲のそれぞれには実は裏の意味もあって、曲によっては子どもが踊るのには適さないものもあるんです。そういう正しい伝統を継承していくことも含めて、本場のフラダンスの魅力を伝えていきたいですね」

お問い合わせ

産業経済・消費生活課 商店街振興係

ファクス:03-5722-9169

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